今回はちょっとしたこぼれ話。 沖縄3日目。 当初の予定を急遽変更して、オスプレイ配備に反対する宜野湾市民大会が行われている宜野湾海浜公園へ向かった。道中、タクシーの運転手と交わした何気ない会話でも、沖縄の歴史観、「本土」への「劣等感」のようなものに触れることができた。 私が「台風、心配ですね」と 話しかけると、運転手は軽く相づちを打って、こう言葉をつなげた。 「沖縄には台風は『上陸』しないんですよ。以前沖縄に台風が直撃しているときにね、テレビのニュースでは『日本にはまだ台風は上陸していない』と言うんですよ。沖縄は嵐なのに。僕は沖縄は日本じゃないのかと怒ったんですよ。それで調べたら、気象用語では『台風の上陸』とは、台風の中心が北海道・本州・四国・九州に達したことを言うらしいんです。だから沖縄や諸島などの場合は、『通過する』だけで、『上陸』とは言わないんです」 なるほど。だが専門用語上の使い分
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