元法相の小川敏夫参院議員が週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、文芸春秋に1100万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決で東京地裁は29日、165万円の支払いを命じた。 問題になったのは週刊文春の2012年2月16日号。小川氏が弁護士として破産手続きに関わった際、うその弁護士報酬債権を届け出て配当金をだまし取ろうとした疑いがあると報じた。 本多知成裁判長は「内容に合理的な根拠がなく、報道の自由で正当化できるものではない」と指摘した。 文芸春秋は「著しく不当な判決で控訴した」とコメントした。