国民の強い怒りを呼び、舛添要一都知事を辞職に追い込んだ政治資金の公私混同疑惑。「政治とカネ」の問題が7月の参院選の大きな争点になっています。舛添氏がかつて所属した自民党の参院候補の支出を見てみました。(矢野昌弘) 香川選挙区の磯崎仁彦参院議員の政党支部は東京・日本橋などの高級デパートへの多額の支出が目立ちます。2014年9月には、21万6270円と13万2408円を「品代」として支出していました。何を購入したのか、何に使うのか、不明です。 公私混同が指摘された舛添都知事は、「資料代」「書籍代」として美術品や絵画を購入。「備品」の名目で、子ども服や多数の額縁を購入していました。 磯崎氏のように「品代」だけでは、支出目的が明らかではありません。 さらに磯崎氏の支部は「ビール券代」として31万3600円(14年)を都内のデパートに支出。「お歳暮代」として、同年12月に4万1604円を支出していま