「被害者置き去りにされた」と語る殺害された延原麻衣さんの母、晋子さん=23日、東京・霞が関の司法記者クラブ 現場のパチンコ店でアルバイトをしていた際に犠牲になった延原麻衣さん=当時(20)=の母、晋子(くにこ)さん(56)が23日午後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。晋子さんは「裁判は終わったが娘がいないことを受け入れることができていない」とむなしさを口にした。 被害者参加制度を利用し、1審からすべての公判を見てきた晋子さん。しかし、裁判を通じて高見素直被告(48)の謝罪はなく、弁護人も事件の本質に迫らず死刑廃止を訴えるばかり。「悲しい裁判でした。娘や被害者の関係ないところで裁判が続き、辛かった。被害者が置き去りにされた。死刑の是非については他の場で話し合えばいい」と憤る。 最高裁判決となったこの日、初めて娘の遺影を法廷に持ち込んだ。三度、極刑という結論が出たことに「娘にはただ『裁
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