24日付の中国紙、環球時報(英語版)によると、中国チベット自治区の鉄道当局者はヒマラヤ山脈にあるインド、ネパール、ブータンとの国境付近まで鉄道を延伸する計画を明らかにした。 チベットのインフラ整備を通じて自治区でくすぶる中国への反感を和らげるとともに、南アジアでの影響力を強化する狙いがあるとみられるが、領有権争いを抱えるインドを刺激する恐れもある。 チベット自治区は中国南西部の高地にあり、中心都市のラサまでは鉄道が通じている。8月にラサから250キロ余り西のシガツェまで開通する。さらにインド、ブータンとの国境付近にあるドモとネパールとの国境付近のキドンまで、それぞれ延伸する。2020年までに着工する計画だという。(共同)