改正臓器移植法(A案)が13日の参院本会議で賛成多数で可決され、成立しました。 改正法は、中山太郎衆院議員(自民党)ら議員有志が提出していたものです。臓器提供時に限って「脳死は人の死」としていた現行法(1997年施行)をあらため、一律に「脳死は人の死」とし、本人の同意なく臓器移植を可能としました。現行法では15歳以上としていた年齢制限も撤廃しました。親族への優先提供も認めます。A案は、6月18日の衆院本会議で可決、参院に送付されていました。 日本共産党は参院に、他の野党議員有志とともにA案の対案として「子どもの脳死臨調設置法案」(E案)を共同提出していました。E案は、「子どもの脳死臨調」を設置し、子どもの脳死判定基準などを1年かけて議論して、国民的な合意をつくるとしています。 参院本会議での採決は押しボタン方式で行われ、修正A案(臓器提供時に限り「脳死は人の死」とする現行法の文言を復活させ
民主党など野党が13日、麻生内閣の不信任決議案を衆院に、麻生太郎首相の問責決議案を参院に提出したことにより、国会は14日の両決議案の採決以降、空転する見通しとなった。麻生太郎首相が21日の週に衆院を解散することから、与党が14日の衆院本会議で可決して参院へ送付する北朝鮮関連船舶の貨物検査を可能にする特別措置法案の今国会成立は絶望的だ。 自民、公明両党は13日の国対幹部の会合で、不信任決議案を14日午後の衆院本会議で否決することを確認した。自民党から不信任決議案に同調する造反議員は「ほとんどいないだろう」(与党幹部)とみられ、与党の多数で否決される。 一方、野党が多数の参院では、14日午後の本会議で問責決議案が可決される。 貨物検査特措法案は参院で審議入りしないまま、衆院解散により廃案となる見通しだが、与党側は野党が審議を拒否すれば「無責任だ」と批判する考えだ。 政府が新規提出した69法案の
総選挙の前哨戦の東京都議選で、共産党が13議席から8議席に後退した。選挙戦では自公両党とともに民主党も批判したが、結果は政権交代を掲げる民主党の一人勝ち。2大政党による政権選択が焦点となる総選挙で、どう存在感を示していくか。選挙対策の再構築を迫られている。 「自公政権への国民の怒りが、我が党の前進という形で実を結んでいない」。共産党の志位委員長は12日夜、民主躍進のあおりで埋没した都議選の結果に無念さをにじませた。「蟹工船ブーム」に象徴される貧困への不満が党員増の背景とみて、党勢回復を狙っていただけに幹部の危機感は強い。 総選挙では小選挙区の候補者擁立を絞り、比例区に重点を置くが、このままでは都議選同様、苦戦は免れない。市田忠義書記局長は13日の記者会見で「2大政党が競い合う比例定数削減、憲法改悪にストップをかけるためにも我が党の役割は大きい」と強調。鳩山代表の献金問題を追及し、民主中
「米帝国主義」から転向?共産・志位委員長、今や親米派という記事。今さらという感じがしている。 日本共産党は、世界の社会主義より左の政党の中で珍しく、一切の個人の社会負担増を否定している。世界の多くの社会主義より左の政党は、負担増が問題ではなく、負担のうちから自分たちのリスクを支えてくれる支出に戻ってくるかを問題にしている。 負担増を否定すれば、福祉を切ってカネで買う福祉になるし、教育水準を落として向上心のある人は私学に行く、ということになる。世界最低水準の社会負担の日本で、これ以上きりつめればそうならざるを得ない。共産党はそこのところを誤魔化している。 共産党の支持者が多い学童保育の職員や、保育所の職員の待遇が上がらないのは、それに見合う税収がないからだ。共産党も一枚噛んでいる。彼らの処遇を上げるためには、税収を上げるしかない。無駄を削ってなどと言うが、学童保育や保育所を無駄という市民だっ
蟹工船ブームと言われ、伸びると言われていた共産党が議席を減らしたことに、共産党が衝撃を受けているようだ。 派遣切り、とめどもない労働の非正規化に当事者やなんとかせな、と思っている人たちの少なくない人たちが、共産党系労組(正確には全労連系労組)に期待を寄せていたのは間違いない。 派遣労働や非正規労働に最もらしい理由を言って、何かと後ろ向きな姿勢を取ったり、前向きになったと思ったら正社員族による善導主義的な管理を行う連合系に比べてまじめで、少数派特有の怪しげな雰囲気漂わせるインディーズ系労組、コミュニティーユニオンに比べて組織的でお行儀も良く、非正規雇用で辛酸をなめてきた人たちの間で支持が高まるのもわからないでもない。実際に、首都圏青年ユニオンの河添誠さんの清潔な姿勢がその象徴である。彼には連合系の人たちや、ジャーナリストの中で、惜しみなく好感を示す人が少なくない。 ところが、労働問題を通り過
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