次期韓国大統領である朴槿恵(パッ・クネ)の新しい人事案が話題を呼んでいる。特に目を引いたのは、首席報道官に尹昶重(ユン・チャンジュン)という人間を据えた事だろう。尹昶重という男は文化日報という韓国でも特に右翼的な論調の夕刊紙新聞で室長をやっていた記者で、特に金大中(キム・デジュン)政権以降民主・進歩勢力への誹謗中傷攻撃をしたコラム連載で有名だった。例えば 「朴元淳(パッ・ウォンスン 現ソウル市長ね)が市長になったら従北勢力に占領される」 「文在寅(ムン・ジェイン)は反韓国勢力で、その支持者は国家転覆勢力」 「安哲秀(アン・チョルス)の考えには乳臭さがプンプンする」 などなど。ほとんど電波右翼としか思えないトンデモ語録でいっぱいである。 一方で尹昶重はこれとは逆に朴槿恵に対してはあたかも神のごとく礼賛して、ゴマスリを繰り返して来た。今回の人事はそうした過度のゴマスリが功を奏したとも