西村康稔官房副長官は17日の記者会見で、北朝鮮産石炭を積むなどして国連安全保障理事会の制裁決議に違反した疑いのある船舶に対し、日本側が適切な措置を取らなかったと韓国側が批判していることについて「入港した際に立ち入り検査を実施している。これまで北朝鮮産石炭の運搬や国内法令に違反する事実は確認していない」と反論した。 西村氏は船舶に関し「昨年8月に韓国政府が入港禁止措置を講じた船舶の一部が、過去に日本に入港したことは把握している」と説明した。その上で「安保理決議の履行に関しては、関係省庁間で連携しつつ、必要な措置を厳格に実施をしてきている」と強調した。