松野博一官房長官は13日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題をめぐり、教団関連会合への出席が判明した木原誠二官房副長官から岸田文雄首相に対し報告があったと明らかにした。木原氏については「それぞれの政治家の責任において適切に説明すべきものだ」と述べた。 木原氏は12日、旧統一教会の関連団体が平成28年に主催した安全保障環境に関するパネルディスカッションに出席していたと発表。自民党が公表した調査には報告しておらず、党に追加報告した。 松野氏は会見で、記者から「官房副長官の報告漏れは内閣支持率や自民党の点検結果に対する信頼性を損ねる結果になるのでは」と問われたが「自民党の調査への対応に関することだ」と述べるにとどめた。
英北部スコットランドの中心都市エディンバラで12日、エリザベス女王のひつぎが運ばれる際、女王の次男アンドルー王子に「病んだ老いぼれ」と罵声を浴びせたとして、治安妨害の疑いで男(22)が逮捕された。スカイニューズ・テレビが報じた。 アンドルー王子は兄のチャールズ国王らと共に、ホリールード宮殿からセントジャイルズ大聖堂へひつぎを運ぶ行列に徒歩で参加していた。王子を巡っては、過去に性的暴行を受けたと訴える女性が米裁判所に提訴。和解が成立したものの、国民の反感を買った。(共同)
大阪府の吉村洋文知事は13日、新型コロナウイルス感染者の全数把握の見直し時期について、政府の方針に合わせ、今月26日から把握の簡略化を行うと明らかにした。府庁で記者団に答えた。14日に対策本部会議を開き、全数把握の対象外となる重症化リスクの低い感染者への宿泊療養や、容体急変時の対応などについて検討する。 府は現在、政府の情報共有システム「HER―SYS(ハーシス)」の入力について、すべて入力すると約20項目となるが、全項目の入力は重症化リスクの高い高齢者らに絞り込み、重症化リスクの低い感染者については氏名や連絡先など個人の特定に必要な7項目に簡素化している。 府が府内の医療機関や保健所に実施したアンケートでは「入力の簡素化で負担軽減になった」と回答した医療機関は40%、保健所では22%にとどまる。一方、「全数把握が医療提供を難しくしていると思う」との回答が医療機関の57%、保健所の50%に
政府は13日、企業のサプライチェーン(供給網)上から人権侵害をなくすための取り組みを進める企業に対し、政府が行う公共工事や物品の政府調達で優遇する仕組みを検討する方針を明らかにした。同日、企業の人権侵害を防ぐための指針を取りまとめた有識者会議で、中谷元・首相補佐官が明らかにした。 近く作業部会を設置して対象となる政府調達や、優遇の仕組みを検討する。企業の取り組みに応じて、入札評価点数を引き上げることなどが検討される見通し。指針には法的な拘束力がないため、政府調達を動機付けに、企業の取り組みを促す。 指針の対象は日本で事業活動する全ての企業。人権方針を策定した上で、自社や取引先で生じている、または生じそうな人権侵害を特定し、予防・対処する「人権デューデリジェンス(DD)」を定期的に繰り返し、人権DDの効果や評価の公表も求める。 指針では人権侵害に国家が関与している場合の対応について、8月に示
橋下徹氏が日本維新の会の結党を宣言してから12日で10年を迎えたことを受け発言した吉村洋文共同代表=13日午後、大阪府庁 日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は13日、平成24年の結党宣言から12日で10年を迎えたことを受け「まだ力不足だが、なんとか生き残っているので、自民党と対峙(たいじ)できるようなまともな野党を目指すのが次の10年の目標だ」と府庁で記者団に述べた。 同時に「立憲民主党とは政治思想は違うが、一緒になって自民党にぶつかっていくところは協力していく」とも言及した。住民投票で2度否決された「大阪都構想」に関しては「看板を下ろしたわけではない」として、大阪や関西を首都機能のバックアップ拠点とする「副首都化」実現に意欲を示した。
2022年9月27日に行われる安倍晋三元首相の「国葬」の案内状が9月9日頃から国会議員に届き始めた。挙行に反対する野党議員らがその画像をツイッターに公開し、欠席をアピールしている。 案内状の送付対象は国会議員経験者も含まれる。議席を失ってから10年以上経った人に速達で届くケースもあり、「な、なんと、岸田首相から」「へぇっ、私にも」といった驚きの声が相次いだ。 「出席での返信が少なかったから、元職にも急遽発送?」 9月9日には、立憲民主党の蓮舫参院議員、辻元清美参院議員、大河原雅子衆院議員、共産党の井上哲士参院議員らが案内状の写真つきで欠席を表明。翌10日から11日にかけて、議員経験者からもツイートが相次いだ。 05年まで民主党の衆院議員を務めた精神科医の水島広子氏は、「な、なんと、岸田首相から、元衆議院議員の私に、速達で、国葬儀への案内が届いた」と驚いた様子。「こんなことに速達を使うなんて
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