杭州アジア大会第8日の30日、重量挙げ女子49キロ級で北朝鮮の25歳、リ・ソングムがスナッチ92キロ、ジャークで世界新記録となる124キロを挙げ、トータルでも216キロの世界新で金メダルを獲得した。 ジャークの2回目で従来の世界記録を上回る122キロを成功させると、3回目でさらに2キロ更新。試技が終わった瞬間、何度も跳び上がり、拳を振り下ろした。表彰式では涙を浮かべ「この良い知らせを国民に届けたい」と話した。 新型コロナウイルス禍で国際大会から遠ざかっていた北朝鮮。「技術や肉体を鍛えるいい機会」と考え、ハードな練習に取り組んできたという。「今までかいた汗は無駄じゃなかった。コーチや仲間に感謝したい」。他チームの選手と肩を組んだり、談笑したりする場面もあった。(共同)