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ブックマーク / macska.hatenadiary.org (11)

  • セクシュアルハラスメントの動機は性的興味ではない、という話 - *minx* [macska dot org in exile]

    The Freakonomics blog 及び Psychology and Crime News 経由で Journal of Applied Psychology に掲載されたトロント大学の Jennifer L. Berdahl による論文「The Sexual Harassment of Uppity Women」(PDF) を発見。セクシュアルハラスメントについての二つの対立する仮説を挙げたうえで、一定の検証をしている。 二つの仮説の一つ目は、セクハラは性的興味によって動機付けられており、従ってより理想の女性像に近い女性が対象として選ばれるというものであり、もう一つはセクハラはジェンダー秩序を保つことに動機付けられており、よって社会的に期待される女性像を逸脱する女性が対象とされるというもの。結論から言うと、Berdahl の研究は後者の仮説を支持する内容となっている。 研究は三

    セクシュアルハラスメントの動機は性的興味ではない、という話 - *minx* [macska dot org in exile]
  • ブクマコメント回答1:トランスセクシュアルの人に対する表記 - *minx* [macska dot org in exile]

    ブクマコメントの wiseler さんと shinichiroinaba さんにお応え。 2008年09月10日 wiseler "女性として生きようとしたために投獄・レイプされ「男性として」結婚することを強要された人のことを「彼」と表現すること" え、英語なのにがんばってs/he, this personって書いてあるじゃん。一箇所heなだけじゃない? 2008年09月10日 shinichiroinaba たしかにこの点についてはmacskaさんの言うことこそが尤もに見える。それとも何かもう少し背景があるの?/wiselerさんの指摘はその通りかと。 まず wiseler さんは「一箇所 he なだけ」と言うけど、これは事実として違う。「もちろん彼は辛い思いをしただろう of course, he had a hard time」という部分のほかに、弁護士が自画自賛している、という部分

    ブクマコメント回答1:トランスセクシュアルの人に対する表記 - *minx* [macska dot org in exile]
    calibaby
    calibaby 2009/07/09
    シスジェンダー特権。 法的ni問うことができないような、日常化された暴力」こそ、より深刻であると考える。法は平穏な日常を前提として、それを乱す行為を取り締まるが、日常そのものが抑圧的であることに対して無
  • ポリティカルコレクトネスという「非政治」(2) - *minx* [macska dot org in exile]

    上にあるやつの続編。 id:wiseler さんエントリ「トランスセクシャル関係の表記の問題について2」へのお返事。 (...) その「信条」を批判しているのですと「政治的に正しい」ルールに従わないことを批判しているのではなくの二文が同一にみえます。 トランスセクシャル関係の表記の問題について2 - wiseler : WAR IS PEACE なるほど、たしかに分かりにくいかもしれません。では、wiseler さんのもともとの疑問に直接応えることで、違いを説明したいと思います。 wiseler さんは、最初のエントリにおいて次のような質問をしました。 つまりmacskaさんの主張は、トランスセクシャルの方について英語で表現するときは、書き手が報道機関ではない個人であったとしても、trans-sexualやs/heという表現を絶対に使うな、ということですか? 書き手の信条とも関係なくですか

    ポリティカルコレクトネスという「非政治」(2) - *minx* [macska dot org in exile]
    calibaby
    calibaby 2009/07/09
    呼称問題。常にPCであるべきとは言ってないってことか。わかりやすい。
  • 米議会でトランスジェンダーの人に対する雇用差別についての史上初の公聴会 - *minx* [macska dot org in exile]

    今日、米国連邦下院の教育労働委員会において史上初となる「トランスジェンダーを含む雇用差別禁止法案」についての公聴会が行なわれた。証人として、差別禁止法案に賛成の立場から民主党推薦の5人が、反対もしくは懐疑的な立場から共和党推薦の2人が出席し、証言した。公聴会は同委員会のサイトでウェブキャストされたので見ることができた。 賛成側の証人で興味深かったのは、退役軍人の Diane Schroer とスペースシャトル計画のエンジニアだった Sabrina Marcus Taraboletti だった。Schroer は男性として陸軍を退役し、その経験を買われて議会図書館への再就職を決めたのだが、採用を通知されたあとに人事担当者に自分がトランスジェンダーであることを明かし、女性として勤務したいと伝えたが、翌日「信頼性に問題が生じた」として採用を取り消された。一方 Taraboletti は20年間に

    米議会でトランスジェンダーの人に対する雇用差別についての史上初の公聴会 - *minx* [macska dot org in exile]
    calibaby
    calibaby 2009/07/09
  • トランスジェンダー公聴会で証言した人が雇用差別訴訟で勝訴 - *minx* [macska dot org in exile]

    以前『米議会でトランスジェンダーの人に対する雇用差別についての史上初の公聴会』で紹介した議会公聴会で、実際に差別を受けた当事者として証言をした Diane Schroer さんという人がいた。 Schroer さんは男性として軍に勤務し退役したのち、経験を買われて議会図書館でテロリズム分野の専門家としての再就職を決定したのだが、採用決定通知を受けたあとに人事担当者に自分がトランスジェンダーであることを明かし、女性として勤務することを伝えたところ、「信頼が失われた」として採用を取り消された。その件で彼女は議会図書館を相手取って裁判を続けていたのだけれど、このたび判決があり、彼女が勝訴したらしい。 判決文を読んでみると、Schroer さんが18人もいた応募者の中で最も適格で文句なく採用が決まったことや、既に勤務することを前提として将来同僚となる人を紹介するなどしていたようで、彼女が資質的に問

    トランスジェンダー公聴会で証言した人が雇用差別訴訟で勝訴 - *minx* [macska dot org in exile]
  • フォビアで苦しむのは、フォビアを抱えている当人の側 - *minx* [macska dot org in exile]

    日早朝の記事のコメント欄にて # spider plants 『突然の書きこみ失礼します。 学者も当事者も活動家も、ホモフォビアって、ところで何?というレベルにあるのが日の現状なのではないかと思います。言葉自体もまだまだ流通していないのでは。これをきっかけに議論がいろいろできれば、ということなんでしょう。 このブログでmasckaさんにもホモフォビアについてがつんと語ってほしいです。(こういう人頼みの姿勢はよくないのかもしれませんが、自分はそれを言語化できるだけのバックグラウンドも、これから理論をおってゆく時間的(=経済的)余裕がないので…。すみません。)』 (2006/05/10 22:00) あー、そう言われてもわたし「ホモフォビア」という言葉、あんまり使わないもんなぁ… そもそも「ホモフォビア」というのは同性愛嫌悪を病理化して揶揄する言葉で、それはかつて同性愛が精神病だとされてい

    フォビアで苦しむのは、フォビアを抱えている当人の側 - *minx* [macska dot org in exile]
    calibaby
    calibaby 2009/07/03
    内心を問題かすることの問題点。とうか危険性
  • 日本女性学会さん、バックラッシュ派の視線も少しは気にしてください - *minx* [macska dot org in exile]

    どうやら来年、日女性学会が中心となってジェンダーフリー・バッシングに対抗するを出すらしい。刊行されたばかりの木村涼子編著「ジェンダー・フリー・トラブル」を加えると、これで来年の前半までにわたしの知る限り4冊のが出る様子。でも、日女性学会と言えば、Q&A−男女共同参画をめぐる現在の論点で、 [批判5] 男女共同参画政策は、鯉のぼりやひな祭りなどの伝統や慣習を破壊するものである。 [回答5] 伝統や慣習は不変ではなく、時代とともに取捨され改変され、今日にいたっているものです。例えば、明治初期にチョンマゲや帯刀などの伝統は放棄されてしまいました。鯉のぼりとひな祭りに含まれていた「男は強く元気に/女は優しく美しく」と、性別と人のありかたを結びつけるシンボリズムは、今日では適切とは言えません。現在、5月5日は、すべての子どものための祝日とされています。ひな祭りも、性別と関係づけないお祝いにす

    日本女性学会さん、バックラッシュ派の視線も少しは気にしてください - *minx* [macska dot org in exile]
  • 「すてっぷ」新館長問題について、続報 - *minx* [macska dot org in exile]

    「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の新館長に就任した中村彰さんのブログから就任のお知らせが削除されたかと思うと、しばらくしてから文面を変えて新しいエントリができていた。元のエントリにつけたわたしの質問は消されたまま。まさか再び削除ということはないだろうけど、以下に全文引用しておく。 2008年4月 5日 (土) すてっぷ ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。 さて、中村彰は、思いもかけず、4月1日付で「とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ 館長 兼 事務局長」を拝命しました。 このセンターは、豊中市役所の施設ですが、豊中市が出資する財団法人が運営しており、常勤の財団職員という立場です。 意向打診を受けてから、急展開で、まだまだ、戸惑いの中にいるともいえます。 3月27日夜に人事案件が承認され、4月1日から勤務となりました。 男女共同参

    「すてっぷ」新館長問題について、続報 - *minx* [macska dot org in exile]
  • よくあるパターンと言ってしまえばそれまでだけど - *minx* [macska dot org in exile]

    以前館長をつとめていた三井マリ子さんが不当に雇い止めにされたとして裁判で係争中(一審で原告敗訴)の男女共同参画推進センター「すてっぷ」(大阪府豊中市)の新しい館長に、4月1日付けでオフィスなかむら代表・メンズセンター運営委員の中村彰さんが就任した(三井さんの次に採用された人が辞めたので、その次)。以下は中村氏のブログに掲載された挨拶。 いつもお世話になっているみなさまへ ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。 さて、中村彰は、思いもかけず、4月1日付で「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ 館長 兼 事務局長」を拝命しました。 このセンターは、豊中市役所の施設ですが、豊中市が出資する財団法人が運営しており、財団職員という立場です。 意向打診を受けてから、急展開で、まだまだ、戸惑いの中にいるともいえます。 3月27日夜に人事案件が承認され、4月1日か

    よくあるパターンと言ってしまえばそれまでだけど - *minx* [macska dot org in exile]
  • 同性の外国人パートナーを持つ人を救済する法案の公聴会 - *minx* [macska dot org in exile]

    今週水曜日に米国上院において、Uniting American Families Actに関する初の公聴会が開かれる。この法案は、結婚により外国人パートナーの永住権を申請できない同性カップル(ここでは、人の意識に関わらず、法律上同性と見なされるトランスジェンダーを含むカップルも含む)を救済するためのもので、成立すれば同性の外国人パートナーを持つ人も、外国人と国際結婚した人と同じ権利を持つことになる。 同性カップルに結婚が認められていないことによって同性愛者やその他の性的少数者が被っている不利益には様々なものがあるが、愛する家族と同じ国に住むことができないというのはその中でも最も深刻な問題の一つだ。同性婚反対派には「実質的な権利の平等は認めるべきだが、伝統的な結婚のあり方だけは変えるべきではない」みたいに言う人が多いが、かれらが当に差別主義者でないというなら、それを態度で示す良い機会なの

    同性の外国人パートナーを持つ人を救済する法案の公聴会 - *minx* [macska dot org in exile]
    calibaby
    calibaby 2009/06/03
    きたきたー!連邦レベルでの同性婚よりずっと実現度が高いしすげー気になる。"かれらが本当に差別主義者でないというなら、それを態度で示す良い機会"
  • どうでもいい米国憲法学トリビア - *minx* [macska dot org in exile]

    「押して、押して、押し倒されろ!」のゆうさんが、首都ワシントンDCにおいて同性婚を禁止するために米国下院で提出された法案について紹介している。 提出されたのは、「婚姻を男女間のものに限る」という法案であり、基的に同性婚を禁止するもの。 (...) ところが、最近各州で同性婚を認める州が増え、ワシントンDC地区も、協議会にて他の地域で認められた同性婚を認めるという方針を決めた。(...) ところが、議会による今回の法案提出はこのワシントンDC地区協議会の決定を覆し、同性婚容認への流れを阻止しようとするもの。 ワシントンDCは、同性婚を禁止するのか!? ワシントンDCは州ではなく連邦直轄の特別区なので、州よりも権限が小さく、連邦議会の干渉を強く受ける。そのため、地元の協議会が同性婚を容認しようとしても、連邦議会がそれを禁止してしまえば何もできない。このような弱い立場にDCの住民が置かれている

    どうでもいい米国憲法学トリビア - *minx* [macska dot org in exile]
    calibaby
    calibaby 2009/05/25
    まあこの流れはとまらないとは思う。けど、連邦レベルのシビルユニオン→同性婚のところには、やっぱり大きな障壁があると思う。そこで分離すれど平等の話が出てくるんだな
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