前回の記事でレビューした「連射王」や「東京トイボックス*1」は、現在30歳付近の年齢のオタク第2世代作家が自分の体験をベースにして同世代向けに描いている、「オタク第2世代*2向け世代感共有モノ」とでも定義できるんじゃないかしら、と言ってみるテスト。 ここらへん読んでると、第2世代後半オタクである僕自身(1977年生まれ)が歩んできた青春時代の感覚を、そのまま作品に持ち込んでいるような感触を受けるんだよなぁ。 「連射王」は90年代前半〜中盤のゲーセンシーンが元ネタだし、「東京トイボックス」からは、90年代後半にゲーム業界を席巻した「クリエイターブーム*3」の影響を色濃く感じるし(特に『大』)。僕はこのふたつともリアルタイムに体験したので、このへんの作品には少し照れくさい感情を抱きつつも、思いっきり感情移入できるんですけどね。 ゲーセンやゲーム業界が、「オタク第2世代的視線」から同世代向けに描