コンピテンシーという考え方がある。職務において高い業績をあげている人の行動特性のことだ。情報システム部門に働くスタッフのコンピテンシーにはどんなものがあるのだろうか。今後、数回にわたって考えていこう。 そもそもコンピテンシーとは? 情報システム部スタッフのコンピテンシーを説明する前に、最初にコンピテンシーとは何かを説明した方がいいと思う。コンピテンシーという言葉が数年前からはやっていて、企業が人事の仕組みを考えるうえでもそれなりの地位を占めるようになっている。ところが、コンピテンシーは言う人によってに違いがあってかなり混乱しているし、コンサルタントの商売道具にもなって、中には科学的根拠のないコンサルティングが跋扈しているという現実もある。そこで、あらためて概念的に整理しておかなければなるまい。 働いている人に額を定めて給与を払うには、何らかの評価が必要になるが、そのためには人の評価以前に、
今回から、わたくし花岡貴子の連載は「コスパ重視☆花岡貴子のデジタルレシピ」として模様替えしました。わたしは料理が好きなので、このコラムではスマートフォンやiPhone、タブレットなどのデジタルガジェット、パソコン、サービスなどを材料に見立て、それらを組み合わせて上手に調理する“デジタルレシピ”としてお届けしていきます。具体的な手順やノウハウをわかりやすく書いていきますので、末長くお付き合いくださいませ。 さて、初回はもはやわたしの生活、いえ人生に欠かせなくなった「Evernote」についてのレシピです。EvernoteはiOSやAndroidのアプリマーケットで“仕事効率化”というジャンルに分類されています。「どんなことができるの?」と聞かれたら、クラウドにメモが保存できるアプリと答えるのが一般的でしょう。しかし、この一見分かりやすい“プロフィール”が、かえってEvernoteユーザーの間
新連載第一回のデジタルレシピは、「Evernote」に情報をたくさん集約するためのハウツーについて書きました(Evernoteを“人生の収納スペース”にしてしまう究極のレシピ)。今回はもう少し、具体例をあげながら説明しましょう。 Evernoteに情報を集約して、第2の脳として使えば便利だということはお分かりいただけたと思います。繰り返しになりますが、Evernoteではプレミアム会員になると、Wordなどのオフィス文書やPDF文書の中まで検索の対象になるので、より情報をピックアップしやすいのがレシピ上のポイントだと言いました。 Evernoteに情報をインプットし、それを欲しいときに引き出したいのなら、検索に利用できる「テキストをとにかく埋め込む」。これに尽きます。本文でも、タイトルでも、タグでも。とにかく文章をテキスト化してノートのどこかへ置いておきましょう。確かにタグで整理するのも一
職業柄色々な会社のWebディレクターと一緒に仕事をします。画面設計やスケジューリングなど、人によって一つひとつやり方が違うので、仕事をしながらディレクション業務を学べるメリットがあります。その中で、仕事がしやすい、進行がスムーズだなと感じた方の特徴をまとめてみました。 連絡がまめでレスポンスが早い個人的に一番の特徴はこれでしょうか。進行管理が上手な方はとにかく連絡がまめです。いつでも連絡がつくし、必要なことはその都度報告がきます。そして反応が早い。こちらが何か質問すると、すぐにクライアントに確認をとり、即座に返信がきます。場合によっては、質問している間に作業が止まることもあるので、レスポンスが早いというのは、それだけで制作側にとっては心強い存在なのです。 スケジュールにディレクターチェックと、その修正作業の時間をいれている例えばデザインの初稿を提出する時、一般的にはクライアントの前にディレ
2015年2月4~6日、東京ビッグサイトで「第79回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2015」が開催された。毎年春と秋の年2回行われる雑貨の見本市だ。今回のテーマは「ビジット ギフト・ショー! 日本のおもてなしの魅力の全てを体験」。東京五輪とインバウンド(訪日外国人)需要を意識したもので、ブースには浮世絵、歌舞伎、富士山、忍者といった日本的とされるモチーフを前面に出した製品が目立った。 まず目を引いたのは、ウオーク社の「ふろしきハンド」。取り付けるだけで風呂敷をバッグにできるグッズだ。持ち手は取っ手やショルダータイプなどさまざまだ。これがなかなかよくできていて、四角い風呂敷があっという間にバッグになる。 広島のメーカーということで、風呂敷は尾道帆布、金襴緞子、手描き友禅などの広島のテキスタイルを中心に、今治タオルや京友禅などとコラボレーションしたものも。持ち手部分は素材やデザインに
マイクロソフトが今年7月31日(現地時間)にプレビュー版を公開したWebメール「Outlook.com」。同社は以前から「Hotmail」(現在はWindows Live Hotmail)というWebメールを運営してきたが、今後はOutlook.comに切り替わっていくと見られる。どういったWebメールとなるのか、大変興味深い。個人的にOutlookと聞くと、Microsoft Officeに含まれるメールやスケジュール管理ソフトを思い出すのだが、実際にOutlook.comを使ってみると印象が変わった。 特に興味深かったのは、“見た目(ユーザーインターフェース)”だ。Webメールの原型、旧態依然としたHotmailのインターフェースと比べると、Outlook.comは大変スッキリしている。それもそのはず、10月26日に発売される同社の次期OS「Windows 8」が採用する「Window
開会中の国会に提出予定の個人情報保護法改正案。ところが、取りまとめの最終段階で骨子案に盛り込まれた一節が、波紋を呼んでいる。「利用目的の制限緩和」。企業が集めた個人情報を利用しやすくするのが狙いだが、この一節を入れたことにより、今改正の大きな目的の一つだった「欧州連合(EU)の十分性認定問題」の解決が、危うくなってきたのだ。 EU基準満たさない恐れ ■利用目的の変更 「検査のために自分の遺伝子情報を提供したつもりが、いつの間にか広告に使われ、遺伝子から予測される病気にあわせた健康食品の勧誘がくるようになったら……」。政府の検討会で消費者の立場から法改正を議論してきた長田三紀委員はこう憤る。 問題視しているのは、個人情報の利用目的を変更する際の手続き。昨年12月、検討会に事務局が示した骨子案に急に入ってきた内容だった。 現行法では、企業などが個人情報を取得する際は利用目的をできる限り特定し、
ビッグデータ活用とプライバシー保護を両立する道を導き出す1冊! 『プライバシー大論争 あなたのデータ、「お金」に換えてもいいですか?』大豆生田崇志、浅川直輝 著/2015年1月28日発行 ⇒詳細はこちら 政府は2015年1月の通常国会に個人情報保護法の改正案を提出する。しかし、IT総合戦略本部が有識者の意見を聞くために開催した「パーソナルデータに関する検討会」のメンバーからは「このまま法改正をして大丈夫なのか?」と懸念する声が少なくない。 IT総合戦略本部は2014年6月に法改正の大綱を公表し、2014年12月のパーソナルデータ検討会で骨子案を示した。法改正の目的の一つは、EU(欧州連合)から日本に個人データを自由に移転できるようにすること。そのために日本は、EUからプライバシー保護が十分な法制度を持つ国だという認定(十分性認定)がされなければならない。 米国はEUとの間で「セーフハーバー
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