[ニューヨーク 29日 ハリウッド・レポーター] 今年始め、親会社のワーナー・ブラザースに吸収され、消滅したインディペンデント系映画会社のニューライン・シネマ。その創業者だったボブ・シェイとマイケル・リンが新たに立ち上げた製作会社ユニーク・フィーチャーズが、第1弾作品としてアイザック・アシモフのSF小説「ファウンデーション」を映画化することになった。 シェイとリンがSF映画を手がけるのは今回が初めてではない。ニューライン・シネマ時代、ヘンリー・カットナーの古典SF小説「ボロゴーヴはミムジィ」を映画化した「The Last Mimzy」を製作、シェイは同作の監督も務めている。 「ファウンデーション」は、日本では「銀河帝国興亡史」というサブタイトルがついている通り、架空の国家の数万年に及ぶ興亡を壮大なスケールで描いた全5巻からなる大作で、アシモフの代表作の一つとされている。心理歴史学者(心理歴