蚊が媒介したデング熱の「発生源」は、東京・代々木公園とその周辺とみられている。近くに国内外で観光客に人気がある原宿を抱え、東京都も対策に本腰を入れ始めた。都民の憩いの場はいま――。記者が園内を歩いた。 2日午後、代々木公園に近いJR原宿駅前で、女子高生2人が虫よけスプレーをかけあっていた。杉崎加奈さん(17)は「公園には行かないけど、感染したら嫌だし」。 記者もスプレーを求めて駅前のアウトドア用品店へ。レジ横の目立つ位置に数種類の虫よけスプレーが並んでいた。男性店員(34)は「普段はこんなに置かないが、問い合わせが多いので」と話す。 記者はワイシャツにスーツのズボン姿。虫よけスプレーを服の上からふきかけ原宿門から園内に入る。こんもりとした深緑がまぶしい。風景はいつもと変わらないが、門から延びる小道ですれ違ったのは数人だけ。普段は散歩や休憩する人でにぎわっているのに。カラスの方が目に付く。入
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