見終わった後、胸の奥にずしりと重い鉛を抱えたような気持ちになった。1937年12月の旧日本軍による南京虐殺事件を題材にした中国映画「南京!南京!」。「戦争とは何か」を真正面から強烈に問いかけてくる。 「普通の人間が戦時下で残虐行為に走ってしまう。人間性と戦争の関係、戦争の本質を描いた」。陸川監督(38)は製作意図を語る。モノクロで、激しい戦闘シーンに始まり、大量殺りく、レイプ、慰安婦の徴用など残虐な場面が続く。 話題になったのは日本兵の描き方。苦悩の末、捕虜を逃がして自殺する。従来の抗日戦争作品が旧日本軍の残虐性を強調した「反日一辺倒」だったのに比べ、明らかな変化が読み取れる。監督は「国の審査では全体構成や表現に対する変更要求はなかった。性暴力描写を短くした程度」と明かす。中国共産党宣伝部は建国60周年に合わせ、愛国教育の重点推薦映画に選んだ。 日本兵の描写を巡って、中国メディアやインター
中国、ドイツ、日本で上映を予定していた中国、ドイツ、フランス合作の『ジョン・ラーベ』が、日本での公開を断念したことが明らかになった。この中国版『シンドラーのリスト』は、国際的視点で南京大虐殺という歴史的事件を正面から描いていることから、日本での上映は全面的に禁止され、日本の映画配給会社も映画を見ることさえ断ったという。<br><br>【関連写真】<br>・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0327&f=national_0327_027.shtml&pt=large" target="_blank">黒龍江の青年、旧日本軍の遺物842点を南京に寄付</a>(2009/03/27)<br>・<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0303&f=co
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