携帯電話ビジネスは、安定した成長を続けている。PHSを除いた、国内の携帯電話加入者数は、累計で8500万人を突破。もはや携帯電話は、生活インフラと言っても過言ではない。 キャリアを比較すると、累計加入者数こそNTTドコモが群を抜いているものの、毎月の純増数では、抜きつ抜かれつの競争を繰り広げている。 だがここにきて、この業界勢力図が一気に様変わりする可能性が出てきた。2006年度の早い時期をメドに、番号ポータビリティが実施される見通しとなったのだ。番号ポータビリティとは、電話番号を変えずに他の携帯電話キャリアへ移行できる仕組みのことだ。これが実現すると、特定キャリアにユーザーが集まる可能性が出てくる。 KDDIにとって、携帯電話向けブランド「au」を、より浸透させるのは緊急課題だ。番号ポータビリティの導入前に、ブランドの基礎を固める必要がある。KDDI au事業企画本部マーケティング統括部
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