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ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (15)

  • AT&T vs. iPhone 携帯業界が亡霊に怯える理由 - michikaifu’s diary

    過去2回のCTIA-IT展示会リポートで、アメリカの携帯業界が「iPhone」という亡霊に怯えていることを書いた。 それから、AT&TがiPhoneに関して、「ヤル気のなさ」が露骨に感じられる件も、以前書いた。 キャリア様の逆鱗に触れたiPhone? - Tech Mom from Silicon Valley その理由ははっきり言わないけどみんなわかっているワケだが、それが推計数字で出ている記事を発見。 Technology News - CNET News - CNET AT&Tは、iPhone加入者一人につき毎月18ドルをアップルに払っているのでは、というものだ。アナリストが、アップルの財務発表の売上げ・単価・販売数などから逆算して割り出したもので、同じアナリストが以前は3ドル(新規顧客には11ドル)と推計していたものを上方修正している。 アメリカでも日と同様、端末にはキャリアの販

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  • [ブロードバンド」 日本とアメリカのブロードバンド 光と影 - michikaifu’s diary

    のブロードバンドのこの数字が、記事になって話題になっているらしい。 世界一インターネット接続が速い国ニッポンの光と影:らばQ 少し前に、ちょうどこの元ネタになった数字を探し出して料理していたところなのだが、こちらは回線速度だけじゃなくて、料金と普及率も一覧になっている。それを全部加味した「ブロードバンド成績表」のスコアで並べると、日は今のところ韓国に次いで世界第二位だそうだ。 OECD Broadband Report Questioned - US Broadband Penetration Grows to 81.8% Among Active Internet Users - May 2007 Bandwidth Report 上の記事にもあるように、回線速度は「理論値」であり、どのぐらい信用できるかどうかわからないが、まー一応、ちゃんとした団体が出している数字。 韓国がトップ

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  • アメリカンとコンチネンタル − 携帯キャリア戦略 - michikaifu’s diary

    ・・・という話を英語ブログとNews Vineに書いた。朝メニュー、じゃなくて、携帯戦略の話。 News Vine entry アメリカというのは、携帯電話業界においては「文明の十字路」みたいなところだ。欧州流のやり方と、アメリカ型というか日型というか、とにかく非欧州流のやり方が競合している。 欧州流(コンチネンタル)というのは、「GSM・世界標準」準拠型。一国の市場は小さく、それぞれにキャリアがたくさんある状態で、アメリカのような大きな単一市場に対抗するのには有効な戦略だ。GSMは欧州以外の多くの国でも使われているので、機器の規模の経済も期待できる。でも、その代わり、キャリアが好きなようにサービスやインターフェースを作りこむことができず、相互互換性は「最大公約数」的な、標準の部分までしか保証できない。このため、コンテンツ流通などではメッセージングが「最大公約数」として使われる。オープ

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  • iPhoneとGSMとコンテンツの話 - michikaifu’s diary

    池田信夫さんの下記の話のからみで、ちょっと一言だけ。今忙しくてきちんと調べている暇がなく、脊髄反射で書いているので、勘違いなどあったらごめんなさい、という前提で読んでほしい。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/632c707ad31a5243aef5b3baa6d8c33f まー、日がGSMになるということはありえないのでそれはともかくとして、iPhoneが日市場になかなか出てこないのは、GSMということだけじゃなくて、コンテンツが出てこないから・・・ということもあるんじゃないかとも思うのだけど、違うかな。もちろん、電話機能のないiPodは日で売られているわけだが、アップルの全体の売上げの中で日が占める比率は10%程度のはず。あまり大きなマーケットではない。しかも、私的に見てiPhoneの最大の魅力である「美しい大画面と表現力」を最大に生かせる「

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  • 世界テレコムニュース拾遺: シーメンスの没落とアメリカ端末市場 - michikaifu’s diary

    これまた、ほとんど誰も興味持ってくれないような話だが、気になったのでちょっと書き留めておく。 ドイツのシーメンスといえば、かつてはGSM/欧州端末陣営の一角で、アメリカでも頑張って売っていた。TDMA陣営が、苦悩の末GSMへの水平移行を決めた頃から、クアドバンド・デュアルモードとかの、コストが高そうーなものを、後発だから仕方なく作って一生懸命売っていた。数年前のCTIA展示会では、巨大な携帯電話の形をしたプールに浮かべるマットを配っていて、私も長蛇の列に並んでもらったっけ・・・ そのシーメンスが、確かおととし、もうヤンピ、と携帯電話端末部門を、台湾のBenQという会社に売却してしまい、そのBenQも結局携帯端末事業からは撤退してしまった。この世界、とにかく数がまとまらないと勝負にならない。Big boysの世界にすっかりなっている。 で、残ったインフラ部門はノキアと合弁にするつもりだったと

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  • YouTubeの「一部引用」について反応-映像のフェア・ユース - michikaifu’s diary

    いろいろとキャッチアップに時間がかかり、ものすごい亀レスになってしまいました。中島さん、これ読んでくれるかな・・・ こちらのブログに対する反応です。 Life is beautiful: YouTubeを使ったテレビ番組の「一部引用」の合法性に関する意見募集 正確に言うと、著作権法といっても、例外として許される「フェア・ユース」の概念に、「テレビ番組の録画をYouTubeにアップすること」が当てはまるかどうか、ということになると思う。このあたり、私の考え方は、下記で読んだレッシグのにだいたい基づいている。レッシグによると、著作権法の精神というのは、常に「クリエーターが対価を得るための保護」と「作品が広く正しく利用されて、文化の発展を促す活動」との間のバランスを取ることにあるという。 レッシグ「Free Culture」の感想 - Tech Mom from Silicon Valley

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  • ネット映像配信のビジネスモデルが、ついに出現しつつある、のかなぁ〜 - michikaifu’s diary

    テック系ポッドキャスト「Inside the Web」で、先週はYouTubeの創業者兼CTO、Steve Chenのインタビューがあった。この番組のインタビューは毎回なかなか面白く、また数少ない女性のテック専門キャスターでもあるので、ひそかに応援しているのだが、今回はまた格別面白かった。 YouTubeは、ご存知、無料映像配信サイトである。Flickrの動画版とよく称される。少し前に、有名なコメディ番組「Saturday Night Live (SNL)」の違法クリップがYouTubeで流され、SNLを作っているNBCが抗議したという件で、ますます有名になってしまった。 で、お決まりのナップスター状態全面戦争になるかと思いきや、そうでもない。さすがに、人間は学習する。このインタビューでは、YouTubeが、いかにテレビ局や著作権協会と協力してやっているか、そのためにどんな技術的なしかけを

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  • Tech Mom from Silicon Valley - 「インフラただのり論」は「売り手市場」への変化点---通信が値上がりする時代がついにやって来る!?

    でも、ウェブで商売をする事業者に対して「インフラただのり論」をNTTが唱え始めたようだ。アメリカで、AT&T(旧SBC)やベルサウスが、グーグルやボネージ(VoIP事業者)に対して、「インフラのただ乗りだ」「このままでは、我々が設備を増強するインセンティブがなくなる」「相応のフィーを払え」などと最近言い出したので、ずっと思っていたのに口に出せなかったことが、言えるような雰囲気になってきたのだろう。 「電話会社のワガママはけしからん」とネット住人の皆様は思われるだろう。でも、今このときになって、こういう話が出てきたのは偶然ではないと、私は思っている。回線の供給過剰の解消が、私の予想より早く進み、そろそろ需給が逼迫してきたことの兆候、ということなのではないかと思っている。 日については、具体的な数字を把握していないので、とりあえず発火点になったアメリカの状況をもとに考えてみる。バブルで回

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  • 通信の経済学と政策の時代認識 - michikaifu’s diary

    久しぶりにバリバリのテレコム話を書く。 日で、NTTの再々編だか再々々編だかの可能性を含む、通信の競争政策論議がまた盛んになっているようだ。日の論議の詳細は置いておくとして、その時によく引き合いに出される割に、ちゃんと説明されているのを報道で読んだことがない「アメリカの通信政策」について、私の考えを書いておきたいと思う。 マスコミでは競争競争と言うが、競争だけでは価格は下がらない。 通信に限らず、どの業界でもそうだが、独占企業が過剰利潤をむさぼっている場合には、競争相手を導入すれば価格を下げるのに有効だ。しかし、ある程度利潤が適正なレベルに落ち着くと、あとはいくら競合企業がたくさんあっても価格は下がらなくなる。 経済学の基礎の基礎、価格は需要と供給のバランスで決まる。今のご時世、ほっとけば通信インフラの需要はどんどん増えていくのだから、供給をどーんと増やさない限り、価格は下がらない。提

    通信の経済学と政策の時代認識 - michikaifu’s diary
    dodolaby
    dodolaby 2006/02/14
    競争だけでは価格は下がらない/人為的ではない、技術的な裏づけのある価格競争が供給の増加をもたらす/NTTを細切れにすることより、競合相手を統合・優遇して育成することに精力を使ったほうが、供給が増加する
  • Web2.0と対立する2つの世界(その3)幸福なシリコンバレー一族の里 - michikaifu’s diary

    さて、昨日雇用への波及効果が少ないネット企業の話を書いたが、シリコンバレーでは少々事情が違う。例えば、ソフトウェア会社のオラクルは、アメリカ経済全体から見たら、自動車会社や電話会社ほどの経済への波及力はない。しかし、オラクルの城下町であるわが町では、オラクルがつぶれたら大騒ぎになる。住民の何割かが職を失い、街のレストランや、オラクルに納入している商店やら弁護士事務所やらが軒並みつぶれる。地元の学校や非営利団体も、軒並み大口寄付がなくなって大変なことになる。だから、わが町は何かコトがあれば気でオラクルを支持するだろう。これは、グーグルのあるマウンテン・ビューでも、アップルのあるクパティーノでも、ネット以外の普通の企業城下町と同じことだ。 こういう町が、2の平行して走る高速道路沿いに、ピーズの首飾りのようにぎっしりと連なっているのがシリコンバレーである。だから、サンフランシスコからサンノゼ

    Web2.0と対立する2つの世界(その3)幸福なシリコンバレー一族の里 - michikaifu’s diary
    dodolaby
    dodolaby 2006/02/10
    ベンチャー企業に何かあったら、企業から恩恵を受けているレストランや弁護士事務所や学校など地域全体が支持する。こういう町がピーズの首飾りのようにぎっしりと連なっているのがシリコンバレーである
  • Web2.0と対立する2つの世界(その2)なぜネット企業がいつまでたっても異端視されるのか? - michikaifu’s diary

    これはWeb2.0というより、1.0の人たちも含めてネット企業全般に言えることだ。ライブドア騒ぎのおかげで、「ネット企業」と言えば「アブク銭」「ヒルズ成金」みたいな扱われ方をされるようになってしまった。なぜそんなに手のひらを返すように変わるかといえば、味方が少ないからに違いない。なぜ味方が少ないかというと、一言で言えば、雇用への波及効果が低いからだ。 まず、ハードな設備投資をほとんどしない。その時代を担うトップ産業は、製品を売って稼ぐだけでなく、製品を作ったりサービスを提供したりするために、巨大な設備投資をして、裾野業界を潤し、スパイラル的に雇用を創出して、その雇用者は消費者となって製品を買うという、経済規模を拡大再生産する役割を期待されている。自動車産業しかり、電話産業しかり。たとえば、先日の日経に、今年度の携帯電話向けのインフラ設備投資予測は約2000億円という話が出ていた。さっき読ん

    Web2.0と対立する2つの世界(その2)なぜネット企業がいつまでたっても異端視されるのか? - michikaifu’s diary
    dodolaby
    dodolaby 2006/02/08
    web2.0的企業は、その身軽さという強みゆえに雇用への波及効果が低い
  • なぜ電話はタダにならないか、なぜスカイプはメインストリームになりえないか - michikaifu’s diary

    我が家のファックス機から、日にファックスを送れなくなってしまった。「この番号は今使えません」(英語)などという意味不明なアナウンスが聞こえるだけである。試しに音声電話の回線から同じ番号をかけたら、ちゃんとつながる。それで、早速カスタマーサービスに電話をかけた。 アメリカで電話会社と戦ったことのある方はご存知と思うが、これが大変なのである。ローカルの現AT&T、旧SBCにかけたら、延々待たされて時間切れ2回、ようやく3回目に人が出てきたら、3回たらいまわしされた挙句、切られてしまった。頭にきて、今度は長距離の旧AT&Tにかけた。すでに会社はSBCとくっついているが、まだ課金やカスタマーサービスは統合されていない。おそらくはインドにアウトソースされているカスタマーサービスに、とりあえず国際電話がかけられるようにしてくれ、さらに今のプランは高くてよくないから変更してくれ、と頼んだ。プランの変更

    なぜ電話はタダにならないか、なぜスカイプはメインストリームになりえないか - michikaifu’s diary
  • Tech Mom from Silicon Valley - パラダイス的新鎖国時代到来(その4)- 産業編・携帯電話端末のケーススタディ

    さて、パラダイス鎖国は、文化や意識の面だけではない。私の専門分野である携帯電話の業界では、「パラダイス鎖国」現象が近年著しい。 1990年代半ば頃まで、すなわちアナログ(AMPS)時代には、アメリカでも日製の携帯電話端末が活躍していた。私も最初に買った携帯電話はパナソニックだったのを覚えているし、NEC富士通、沖、三菱電機などの電話機が店頭を飾っていた。この頃、アメリカの方が普及率は高く、技術やマーケティング面でもアメリカは日よりも2年ほど先を行っている感覚であった。 しかし、その後デジタル化でアメリカはつまづいた。政府主導で業界標準を決めるのが嫌いで、日のドコモ(当時はまだNTTの一部だった)のような明確な市場リーダーもいないアメリカでは、「いくつかある世界標準から好きなのを選んでいい」ということになった。この結果、TDMA、GSM、CDMAという3つの方式が乱立し、いずれもそれ

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  • 中流の崩壊 - michikaifu’s diary

    Thanksgivingの休日を利用して、シアトル近郊の知り合いの家に子供達を連れて泊まりに行ってきた。シアトルといっても、その家のご主人はマイクロソフト勤務なので、会社のすぐ近くのレッドモンドに最近引っ越したところで、今回初めて訪ねた。 その家族は3人子供がいるので、ベッドルームが5つある大きな家を買った。古い家だしあまり改造もしていないが、価格は40万ドル以下だったという。覚悟はしていたが、うらやましくてなんだか悲しくなった。 我が家の近くでは、この値段ではコンドミニアム(集合住宅)すら買えない。買えるとしたら、スペイン語ができないと住めないような地域でしかありえない。 我が家のあるサンマテオ郡の最近の住宅ミディアン価格は、新聞で公表されている数字でも80万ドル前後。でもこれは、やや誤解を招く数字である。超高級住宅地パロアルトに隣接するイースト・パロアルトという市があるが、ここはパロア

    中流の崩壊 - michikaifu’s diary
  • 放送とネットの融合は「電車男型出世魚」 - michikaifu’s diary

    丸山茂雄さんという方が、MF247という「ネット上の音楽オープン勝ち抜き戦」の仕組みを始められた、という記事を日経で読んだとき、これはてっきり梅田さんの入れ知恵だとばかり思っていたら、そうでもないらしい。 丸山氏のブログ http://d.hatena.ne.jp/marusan55/ mF247は、私が自分の直感で組み立てたのですが、梅田さんの論文を読んで、影響を受けてどんどん修正を重ねています。梅田さんにはまだお会いした事はありませんが、このブログからお礼を申し上げます。 梅田さんの論文 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html 誤解を恐れずに言えばこれからは、文章、写真、語り、音楽、絵画、映像……ありとあらゆる表現行為について、甲子園に進むための高校野球予選のような仕組みが、世界中すべての人に開かれているのが

    放送とネットの融合は「電車男型出世魚」 - michikaifu’s diary
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