2008年に本格スタートして、2009年9月現在の取扱件数は月間約6万件。順調に伸びている新サービスが、佐川急便の「受取人確認配達サービス」だ。 受取人確認配達サービスとはその名称の通り、宅配便の配達時に、荷物を受け取る人が間違いなく送り状に名前・住所が記載された本人かどうかを確認してから荷物を手渡すサービスである。 「犯罪収益移転防止法」に完全準拠 荷物を送る際、受け取る人を確認しなければならないニーズとは、どのような場合に出てくるのだろうか。 もともとこのサービスは、あるネットオークション事業者からの依頼を受けて開発したものだった。ネットオークションが盛んになるにつれ、犯罪に使われるような品物の取引が行われていないか、架空の口座や二重口座が利用されていないか、といった指導が警察から入るようになり、何らかの確認行為や防止策をとる必要が出てきたことが発端だったという。このオークション事業者
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