徳島県は2011年11月18日、独自開発し県庁で利用中のソフトを「自治体OSSキット」としてパッケージ化したと発表した。自治体OSSキットはホームページ作成/グループウエア・ソフトの「Joruri」、オンラインストレージ・ソフトの「DECO」、内部統制管理ツールの「Ai」などで構成され、いずれもRuby on Railsで開発されている(図1)。 徳島県は、県の方針としてオープンソース・ソフトウエア(OSS)による情報システム開発を推進している。OSSの活用によるコスト削減と同時に、県内のIT産業の活性化を目的としている。すなわち、県のシステムをOSSを活用して県内のIT企業が開発。開発したシステムはOSSとして公開し、県内IT企業がシステムの改良や保守を受注するというスキームだ。実際に、Joruriを開発した徳島県の企業アイ・ディ・エスは、阿波市や徳島大学などのホームページのリニューアル
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