現代におけるファッションのリアリティーというモノの困難さについて - SUKEBENINGEN-DEUX

かつて服の美意識と機能は一緒だった。テーラードは美とイコールだった。「如何に体に沿わせ浮きを無くしつつ、同時に運動量を確保するか？」コレを追求する歴史だった。また着ている服は「その人の身分」や「属しているコミュニティー」を表す記号であり、同時に寒さや暑さから身を守る為の純粋な装置でもあった。そう、全てに意味があったのだ。しかし複雑化した現代において、それらのルールはかなり曖昧化した。ストレッチな素材が発明されることでテーラードの意味は無くなり、フォーマルというスタイルも段々にカジュアル化していった。セレブでさえチープな古着やデニムを履く。何処に行っても一年中エアコンが効いていて、夏にも平気でレザーが着られる、そんな不確実な時代。制約の無い自由さが服のアイデンティティーというのを恐ろしく困難にしている。だから「今現在において服という存在は我々にとって一体何なのか？」コレに答えを出すことが本当

[Midas]

誰もダサい奴とデートしたがらない。無機物に興奮するフェティシズムこそモードの核だから(ベンヤミン)／お兄系や小悪魔は「性の領域だけが最後の機能として残る」というメタ・メッセージを過剰な主張の内に含んでる

[mn_kr]

“かつて服の美意識と機能は一緒だった。テーラードは美とイコールだった。 「如何に体に沿わせ浮きを無くしつつ、同時に運動量を確保するか？」コレを追求する歴史だった”

[boxeur]

"だから「今現在において服という存在は我々にとって一体何なのか？」コレに答えを出すことが本当のデザイン。"

[margielamarni]

すごい直球な記事。sukebeningenさんは正論もイケる。

[Elttilod]

>「今現在において服という存在は我々にとって一体何なのか？」