辛うじて生きている物理的労働時間規制 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

日本では物理的労働時間規制はほとんど空洞化している、と繰り返し申し上げてきているところですが、元々の労働基準法が厳然たる物理的労働時間規制であり、３６協定もあくまでもその例外措置に過ぎないという法律構造自体は何ら変わりはないので、やる気になればこういうこともできますという実例です。 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20140612/666510/（月102時間の残業で営業停止、鹿島道路に異例の処分） 別に月１００時間を超える残業で自動的に違法となる法規定があるわけではありませんが、この会社が結んでいた３６協定の上限を超えていたのです。 国土交通省関東地方整備局は6月9日、鹿島道路（東京都文京区）を労働基準法違反による営業停止処分とした。 鹿島道路の広島営業所（広島県廿日市市）の元所長が2013年5月に営業所の社員に対して労

[BUNTEN]

現状では「３６協定にどういう上限を定めるかについては強行的な規定」を設けるべきだろう。▼労組が強ければそんな必要はないのだが、現実は…。orz

[arakik10]

法令のうちの「令」相当の告示『時間外労働の限度に関する基準』について言及せずに「法の不備」のように語るのは（日本の現状が「無法地帯」であるとはいえ）制度の語り方としてはミスリーディングに思える。

[ktasaka]

残業手当をだせば労働者の命が守れるはず、という思い込みが労働者側にも使用者側にもあるから発生した不作為だといつになったら気付けるのか。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[maturi]

規制がある処に対策あり”こういう羽目にならないように１か月１００時間などという短すぎる上限設定はやめてもっと長めにしておこうという教訓を得る企業もあるかも知れません。”

[hahnela03]

時間外手当以前に36協定出していない時点でアウト(労働時間規制(経営者の皆さん、働かせてはいけません))だよ。と、労基署の監督官は説明するわけですが、「残業代払っている」なのか。そんなに働きたいのか