吉本隆明の言う「精神の速度」について: 極東ブログ

正月ぼんやりとだが、「精神の速度」ということを考えていた。もはや遠く過ぎ去った時代のこととして吉本隆明「完本 情況への発言」（参照）をつらつらと読んでいるとき、三分冊本（参照）の二巻（参照）と三巻（参照）の後書きが、2008年の2月と3月とで同一のテーマとして「精神の速度」だったことに気がついたのが、きっかけだった。 「情況への発言」は分冊本の一巻が出たときに購入したが二巻は購入に失した。三巻はすでに宝島「情況へ」（参照）でカバーしていたので、私としてはいずれ二巻分だけ買えばよしとしてたが、完本もあってもよいかと思いなおして購入しておいた。 「情況への発言」は吉本隆明の同人誌『試行』の巻頭に連載されていた、その時点の政治状況への提言であった。結果として1960年代から1990年代の、あるいは昭和から平成の歴史も兼ねているともいえる。『試行』は直接購読以外に紀伊國屋書店でも販売されていて、私

[anigoka]

うーんやっぱジョジョを連想してしまう俺J・ガイル｜単純に、高度情報化によって脳が対応すべきワークメモリの断片化・ショートターム化に適応できていない遷移現象の一端だと思うけどね

[death_yasude]

精神を加速させろ！

[BIFF]

この記事を読みなおしてみて、吉本隆明に共感できない理由に思い当たりました。まさに50年余の人生の半分を製造や流通に関わって過ごした拙者には、吉本の論が直感的に正しいとは思えないのです。とまれ、ご冥福を。

[castle]

「影響力のある最新の産業の循環の速度がその地域の人間の精神の速度を決定する～その地域の人間の精神の速度がその速度に違和感をもっていれば、その違和感によって大小様々な苛立ちを喚起するだろう（吉本隆明）」

[jiangmin-alt]

"日本型資本主義が、1980年以降、ポスト資本主義の生産様式に変化し、そこでの速度向上が日本人の精神病理を生み出したと言える。原発についていえば、その時代の忘れられた、浦島太郎の玉手箱のようなものでもあった"

[godmother]

http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-08cf.htmlへの呼応エントリー１２／２７日、コピー取って。

[SEIKI]

「影響力のある最新の産業の循環の速度がその地域の人間の精神の速度を決定する」なるほど～

[sumomomimi]

精神を加速させろ

[nbhate]

いいね

[terazzo]

具体例として嗜好に対するフィードバックループで言うと、TV番組の視聴率やPOSシステムやソーシャルゲームの最適化とか。／数百年単位で考えれば解はあるんだろうけど。適応速度自体を加速できればいいのかな。