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映画館では3階から客が墜落、73メートルの凌雲閣は倒壊――壊滅していく首都・東京 | 文春オンライン
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映画館では3階から客が墜落、73メートルの凌雲閣は倒壊――壊滅していく首都・東京 | 文春オンライン
東日本大震災の90年近く前、日本は大地震に襲われている。1923年9月1日、午前11時58分、関東地方を襲っ... 東日本大震災の90年近く前、日本は大地震に襲われている。1923年9月1日、午前11時58分、関東地方を襲った地震は東京・中央気象台の観測室におかれていた地震計の針が1本残らず飛び散り、すべての地震計を破壊させてしまう規模だった。 建物の倒壊、直後に発生した大火災は東京・横浜を包囲し、おびただしい死者を出した。人々は混乱し、様々なデマが流れ――。20万の命を奪った大災害をノンフィクション作家・吉村昭氏が書いた『関東大震災』(文春文庫)より「東京の家屋崩壊」を再構成の上、一部抜粋して公開する。 ◆◆◆ 東京・消防署勤務だった林錠太郎さんの回想 麴町区第一消防署勤務であった林錠太郎氏の回想によると、その日も若い署員が望楼に上って火災発生を監視していた。 正午少し前、林氏が突然起った地震で署外に飛び出し望楼を見上げると、鉄骨作りの望楼が左右に激しく揺れている。倒れる恐れがあると思ったが、望楼は柔

