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源義経はなぜ「日本史の英雄」になれたのか…本郷和人が指摘する「奇跡の天才を引き立てた嫌われ武将」の名前
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源義経はなぜ「日本史の英雄」になれたのか…本郷和人が指摘する「奇跡の天才を引き立てた嫌われ武将」の名前
「奇跡の天才」かつ「悲劇的な英雄」 源義経は、日本史の中でもとりわけ悲劇的な英雄として語られてきま... 「奇跡の天才」かつ「悲劇的な英雄」 源義経は、日本史の中でもとりわけ悲劇的な英雄として語られてきました。少数の兵で平家の大軍を破り、常識外れの戦法で連戦連勝する「奇跡の天才」。義経は、戦場に姿を現した瞬間から勝利を約束された存在として記憶されています。 一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦い。義経の名と結びつく戦いはいずれも鮮烈で、敵の意表を突く場面がとりわけ語られてきました。無謀とも思える行動が成功に転じる。その連続が、義経像をいっそう人間離れしたものにしていきます。 こうしたイメージを決定づけたのも、『平家物語』の語りでした。物語の中の義経は、迷いなく動き、常に勝利へと突き進む存在として描かれます。失敗や躊躇ちゅうちょはほとんど語られず、成功の場面だけが積み重ねられていきました。 つまり、義経という人物の全体が描かれるのではなく、英雄として輝く瞬間だけが選び取られているわけです。そうな

