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「自分では営業できないくせに」社員に無視され陰口をたたかれた"二代目社長の妻"が採った組織立て直しの秘策 会計を理解できるようになった社員が自発的に動くようになった
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税理士の「そろそろ覚悟を決めて」に折れ入社 自動車部品の製造を手がける中小企業「松本興産」の2代目... 税理士の「そろそろ覚悟を決めて」に折れ入社 自動車部品の製造を手がける中小企業「松本興産」の2代目社長と結婚し、3年間の専業主婦生活を経て同社の取締役に就任した松本めぐみさん。結婚前は半導体メーカーや外資系ホテルで社員として働いていたが、今回はいきなり経営層、しかもまったく未経験の総務・経理を監督する立場となった。 入社のきっかけは、顧問税理士の勧めだったという。「中小企業は経理に信用できる人を置くことが大事だから、奥さんもそろそろ覚悟を決めて経営に入りなさい」――。そう聞いた瞬間、松本さんは思わず「え~、無理です」と言ってしまったという。 「夫と一緒に経営するとなると、ケンカが増えそうで嫌だったんです(笑)。でも、税理士さんの言うこともわかりますし、あとはやっぱり夫への愛ですよね。以前から経営に関する苦労話をよく聞いていたので、何とか私が助けになれたらと思いました」 話しかけても無視 松