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あしたへ:はやぶさ帰還前に逝った技術者 星を愛し星となる - 毎日jp(毎日新聞)
火星と木星の間に「Masafumi(マサフミ)」と名付けられた小惑星が浮かんでいる。 宇宙航空研究... 火星と木星の間に「Masafumi(マサフミ)」と名付けられた小惑星が浮かんでいる。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星イトカワ探査計画に携わったエンジニア、木村雅文さんの名だ。探査機「はやぶさ」などの航行を制御するソフトウエアを開発した木村さんは、09年夏、はやぶさの奇跡の帰還と喝采を見届けることなく、病で逝った。49歳だった。「おれたちをいつまでも見守ってくれ」。苦楽を共にしてきた同僚たちは、星になった仲間に思いをはせる。 * 木村さんはNECの子会社「NEC航空宇宙システム」の社員だった。広島県福山市の出身。小さいころから星が好きで、東京の大学時代は天文サークルで観測に明け暮れた。同じサークルにいて「一緒にハレー彗星(すいせい)の探査を目指さないか」と入社を誘ったのは、上司のシニアエキスパート、小笠原雅弘さん(56)だった。 小笠原さんは木村さんの仕事に驚いた。1983年に入社
2011/01/30 リンク