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現在へのノスタルジア(「MOTコレクション特別企画 クロニクル1995-」レビュー):フォーカス|美術館・アート情報 artscape
懐かしさと新鮮さは矛盾しないのだろうか。毎年夏の東京都現代美術館(都現美)は、親子連れで賑わう大... 懐かしさと新鮮さは矛盾しないのだろうか。毎年夏の東京都現代美術館(都現美)は、親子連れで賑わう大型展覧会の隣で、中規模のハードコアな企画展をひそやかに開催している。今年は、奥にある常設展示室のすべてを使い、「クロニクル1995-」と題し、同館が開館した1995年から現在までの美術を振り返る。そのキュレーションが示すのは、大きな社会的・文化的事象と絡み合いながら変容する日本の風景と意識のありさまだ。特に30代以上の世代にとっては、懐かしい美術が現在と接続するものとして語られることの面白さもあるだろう。 鎮魂のメディアスケープ 展示は2部構成となっており、常設展示室3階の第1部「about 1995」では90年代に活躍した22名の作品80点を、第2部「after 1995」では90年代後半以降に活動を開始した、中堅から駆け出しまでの21名(組)の作品約40点を紹介する。出品作品のほとんどが都現
2014/06/18 リンク