昭和のヒット曲は、 同じ日本なのに、もはや現代とは全く違った文化に感じるという話。

今年もあと三ヶ月。令和という年号にもさすがに慣れた。 そんな時にすまない。私は昭和の音楽を聴いている。 具体的には1970年代のヒット曲。これを毎日のように聴いている。 しかし昭和の曲というのは面白い。 同じ日本のはずなのに、もはや現代とは違った文化のように感じられる。 たとえば昭和のヒット曲では、登場人物がひんぱんに汽車に乗っている。 当時は普通のことだったんだろうが、令和二年の今聴くと、そこが妙に気になってしまう。 このあいだ昭和のヒット曲をシャッフル再生していた時なんか、イルカの『なごり雪』で、 「汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる」 と歌われた後、ちあきなおみの『喝采』で、 「動き始めた汽車に ひとり飛び乗った」 と歌われて、おまえら汽車ばっかりかと思っていたら、次はチューリップの『心の旅』。 「ああ 明日の今頃は 僕は汽車の中」 一人で笑いそうになっていた。 シャッフル再生

[Sinraptor]

蒸気機関車の他に、ディーゼル車や長距離列車も汽車と言うので、別に蒸気機関車に乗ってたわけではない。Wikipedia によればJR系の列車は汽車、私鉄系は電車と言うらしい。これは知らんかったな。

[Domino-R]

それは単にテクノロジーの変遷なので当然の話。むしろ昭和末期の歌謡曲では都市の若者はアスファルトがタイヤを傷つけるくらい当然にクルマを所有している事実に、技術が人々を豊かにしなかったこの国の転落を見ろ。

[w84_yuto]

新海誠はこの辺を意識して現代にSF設定を持ち込むことで男女の距離を作ってドラマを盛り上げてるんだろうな

[mangakoji]

「携帯電話があるので、ドラマを作れない。」と言われたのが前世紀の終わり。そこで携帯と言われてたことをスマホと言い換えただけ。20年前だよ。

[ta-c-s]

それではお聴きください 中島みゆき「C.Q.」

[synonymous]

もっと早くに時代遅れになった「ポケベルが鳴らなくて」に謝れ！

[mayumiura]

うへええ。これは歌にならないねえ。“あらゆる小道具がスマホ化する”

[nag0516]

ペコン、という通知音も鳴る。これは、ドラマが死んだ音である。

[neco22b]

文化と言うか小道具が変わった感じ？

[akanama]

文庫本（Kindle）を読んでいた君に恋をして、君が落とした財布（Suica）を拾うことで出会いが生まれて、二人はたくさん手紙（LINE）を書いて、毎晩のように電話（ボイチャ）をする … これはこれでアリでは？

[emiladamas]

徳島県なら

[Clock0311]

ネタとしてはゲラゲラ笑った / 真面目な話をすると「LINEの既読・返事・スタンプ」や「顔見て話せるけど触れられない」あたりに今の若い人の情緒はあるんじゃないか / あと劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン見て

[gui1]

ダイアルまわして手を止めた( ﾟ∀ﾟ)o彡°

[tomo31415926563]

今でも若者はドラマのような恋愛してるし、テクノロジーの発展でドラマが作れなくなったというなら江戸時代とかに戻ったほうがいいよ。

[zubtz5grhc]

おそらく「スマホ」や「LINE」をうまく情景に組み込んだ歌詞も多々存在するのだろうが、そもそも"ヒット曲"を生み出すハードル自体が令和の世では著しく上がっている。

[kunitenten_tokyo]

この筆者くらいの年代（1984年生まれ）だと長距離列車に乗ることを汽車に乗るっていう表現が理解できないのだろうね。（地方の年配者だと今でも使う）

[a-design-for-life]

当時においてさえも汽車と言っても蒸気機関車ではないということをおさえていなければならない。

[Humisawa]

“昭和という時代においては、汽車を待つことがドラマになり、汽車に飛び乗ることがドラマになり、明日は汽車の中にいると想像することですらドラマになっている。”

[atyks]

“「電車を待つ君の横で僕は スマホを気にしてる」”

[youichirou]

自分の場合「汽車」という歌詞は脳内ではシームレスに特急などの長距離列車(特にあずさ2号)に置換されるので、蒸気機関車だとか汽笛がどうかとかは概念の外だったりする。 / 連絡手段の変化は大きい。

[songsfordrella]

般若の「ケータイ」は携帯電話の視点から人々の笑うに笑えない生活をラップした名曲だと思う。でもこれもスマホ以前の曲なんだよな。

[ethica_emoto]

筆者名を見たところであなたが熱狂的に崇拝してるaikoさんは歌謡曲を現代風に書き直す天才じゃないのかって思った/2010年くらいまで写真が色褪せるとかどうこうって歌詞があったんですよ。

[alivekanade]

似たような話を大好きな「大きな玉ねぎの下で」で書いたことがある。その辺の曲に比べたら割と最近の曲だけど、超ファンタジーだよ。

[xlc]

当時汽車はもうほとんど残っていなかったよ。詩の世界に残っていただけ。

[quick_past]

まず歌唱法が全く違うし、アーティスト指向やグループ指向向けの曲にガン振りしてる印象はある。昔のアイドル曲やハードポップをカラオケで歌うと、「演歌」「軍歌」って言われてしまう時代ですよ。

[denimn]

地下鉄以外の列車を汽車って言うし、北海道なのでは。

[REV]

「♪上野発の夜行列車降りた時」十数文字の歌詞に莫大な注釈が必要な令和時代。

[John_Kawanishi]

電車や鉄道列車全般を｢汽車｣と呼ぶ事もあるけど､やはり携帯電話そしてスマホの普及が生活全般そして恋人たちのcommunicationも大きく変えてしまったよなぁ

[SasakiTakahiro]

平成のヒット曲でもすでに時代を感じる。

[POGE]

「電話ボックス」「コインを入れる」なんてのも今ではわからん人が多数だろうなあ。徳永英明もバービーボーイズも名曲が途端にレトロになってしまう。スマホ時代の歌ってどんなのだろう。初音ミクとか？

[p_shirokuma]

「受話器」、それどころか「電話」じたいが過去のもので。あと情緒の湿っぽさ！

[buu]

今聴いていた曲だと「口づけをかわした日はママの顔さえも見れなかった　ポケットのスマホあつめてひとつづつ夢をかぞえたね」で、一台で済ませろよと思った。