神田裕子著『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』を読んでみた：ロマン優光連載338

338回 神田裕子著『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』を読んでみた 先週の今頃にX上で話題になっていた神田裕子氏の『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』（三笠書房）。実際に出版される前から、表紙のイラストや公開された見出し、オビのコピーから、発達障害当事者・精神疾患当事者に対する差別につながる本なのではないかと批判をうけ、出版差し止めのネット署名運動も起こった。 この本の話題をしている人もずいぶん減っており、興味を持っている人もあまりいないかもしれないが、どういう本なのか気になっていてしょうがなかったので実際に読んでみることにした。 まず、炎上した理由のおさらいをしてみよう。 〇職場にいる困った人のことを「困ったさん」と称し、それをタイプ分けするのに実際の発達障害や精神疾患の名称を使っていることがそういった障害・疾患を持つ人への差別に繋がったり、医療倫理に欠けているのではないか

[runningupthathill]

どこがどうダメかがきちんと指摘されている。この人はこの種の批判が本当に上手い。出版は止めるべきではないけど、こういう冷静な批判を著者と出版社が真摯に受け止めてくれることを願う。

[richest21]

『知ることの大切さ』とやらを主張する出版社側が『職場の困った人と分類するのに障害・疾患と結びつけるのは全然違う話である』『特定の特徴を障害・疾患名と結び付けたら絶対ダメ』だと知ろうとしないこの滑稽さ

[differential]

この本出る三笠書房は、他にもこんな本ばっかり出してるところで、なんなら江原啓之の本とか出してるからなぁ。本当のこと書いてない本しか出してない、くらいに思っといたほうがいいかもね

[ueshin]

職場の困った人に障害名や疾患名をつけるなんて、いちばん悪手だろう。発達障害はすでに非難や攻撃の段階に入ってきている。人の認知が増えるごとに攻撃の代名詞になる。線引きされた病気はいずれもこのパターン。

[otihateten3510]

ちゃんと読んで批評する、それだけで価値あるよ今の時代。／ぶっちゃけ「作者も職場の困った人なのでは」って思ってしまうんだよねこの配慮の無さ／とは言え事が大きくなりすぎな感じもしている、それはそれ。

[tekitou-manga]

読まないと批判出来ないところはどうしてもあるのだが、宣伝文句の通りだったようで…… 「俺様社員」を皮肉ってる神田自身が「俺様」じゃねえか。出版社も酷すぎる。まともな社員までそういう目で見られて可哀想

[moandsa]

きっとほんの右上でふわふわ漂ってるのが神田氏の自認意識なんだろうな。

[hazardprofile]

でしょうね

[sametashark]

困ったさん当事者から見た困ったさんなのか…