祖父・寛や父・晋太郎にあって、安倍晋三にはないもの | 文春オンライン

あらゆる人物評伝は、史料や証言者の声が積もり、ページをめくればめくるほど濃厚になるものだが、本書は例外。残り３分の１、安倍晋三の軌跡を追い始めた途端、万事が薄味になる。彼について問われた誰しもが、語るべきことがあったろうか、と当惑する。 晋三が通った成蹊大学名誉教授・加藤節（たかし）は、彼を「二つの意味で『ムチ』だ」と評する。「無知」と「無恥」。「芦部信喜さんという憲法学者、ご存知ですか？」と問われ、「私は憲法学の権威ではございませんので、存じ上げておりません」と答弁した彼を「無知であることをまったく恥じていない」と嘆く。手元の原稿に記された「訂正云々」を力強く「訂正でんでん」と読む宰相は無知を改めない。 憲法改正を悲願とする彼は、母方の祖父・岸信介への傾倒を頻繁に語るが、なぜかもう一方の父方の祖父・寛について語らない。 反戦の政治家として軍部と闘い、貧者救済を訴えた寛。「戦争とファッショ

[myogab]

政策論争についていけなかったから分かり易い保守に留まっていて、法案の条文を理解できないから、印象や雰囲気だけで判断してきたんだろうな…その成果として、論点逸らしと口先の印象操作に長け今あの場にいる…と

[Moonlightdance]

好き嫌いだけは強烈にあるらしいんだよね。嫌われて、日の目を見られなくなった政治家や官僚はいっぱいいるって聞いた。

[bros_tama]

安定政権による経済安保外交の推進を国民が望んでるという意を汲むのが上手かったのであって，安倍個人の属性や好き嫌いはあまり意味がない．それを理解せず，いくら人格否定や陰謀論に頼っても，的外れでしかない．

[big_song_bird]

はて、自分ではどうしようもない家系や血筋を根拠に批判するのは、サヨクが大嫌いな「差別」と言うのではなかったかｗ。

[unijam]

安倍氏が恩師と紹介したわけじゃなく、たまたま担当教諭だった人を引っ張りだして恩師扱いしてるのか。恩着せがましいってこういうことなのかも。

[hyolee2]

安倍より岸だもの。

[IkaMaru]

ビジョンがないが故に「円安誘導・リフレで日本経済は復活する」と「消費税増税は絶対必要」を同時に受け入れたかと思ったら緊縮に戻したりもした。そんな「アベノミクス」を持ち上げたまま下ろせない人々の滑稽さ

[tbsmcd]

ブコメに人格攻撃とあるが、勘違いしてる人がよくいる。人格攻撃は人格を批判することではなく、例えばある政策について「それを言うあいつはアカじゃないか」のようなすり替え。まあとりあえず読んでみよ。

[muryan_tap3]

"周囲に募る虚無感と本人が投じる強権とが合致しない｡" よく見れば見るほどに支持の理由がないというね…

[y-wood]

『恩師を涙ぐませてしまう宰相』武田氏の恩師（居るなら）にも同じことを聞いてみたい。人格攻撃しかできないわけね。

[emuemu_1976]

“寛にも晋太郎にもあった気概や努力が晋三に感じられないのはなぜか、との不躾な問いに≡“いや俺もどっちカッツーと安倍ちゃん嫌いだけど流石にコレは「いやンなこと言われても…」感が……

[kodebuya1968]

父に対する強烈なコンプレックスが原因かと。母方の祖父は孫にはめっぽう弱いし、さすがの岸信介も孫の前では普通の爺さんだったろうから「おじいちゃまにならぼくだって勝てる」と思ったのも無理はない。

[mkeim2797]

なるほと

[santo]

写真の顔が三代進むにつれ、決意と緊張感が薄れていそうなのがすごい。