サラリーマン時代より仕事は増えても手取りは激減…「残念な独立」にならない「受注」のポイント（藤田 耕司） @moneygendai

しかし、そのような状況が続くと、仕事は増えるものの利益が出ないまま業務過多で身動きが取れなくなります。これは典型的な独立の失敗といえます。 そういった状況に陥らないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。経営心理士、公認会計士としてこれまで1200件以上の経営相談を受けた経験から、その対策をお伝えします。 値上げに必要な「2つの勇気」とは 独立直後、営業スキルも信頼も人脈もない頃は、十分な金額で仕事を取り続けることは難しいかもしれません。そのため、安くしないと仕事が取れない可能性もあります。 ただ、独立直後は安い金額でも件数をこなし、経験を積んで質を高め、周囲からの信頼を得たうえで、徐々に受注額を上げていくのであれば、それは順当な戦略だといえます。 経営者には業務の質と周囲の信頼に比例するように受注額を調整することが求められます。そのためには、(1) 然るべきタイミングで値上げをする