小山田圭吾「いじめ自慢」を生んだ「90年代サブカル“逸脱競争”の空気」（水無田 気流） @gendai_biz

「俺も昔は悪かった」話と小山田圭吾の「事件」 前回までの本シリーズ拙稿（かなり間が空いておりますが……）をお読みいただいたみなさまには、どうもありがとうございます。偶然目にしてしまったみなさま、よろしくおつきあい願います。 さて、第1回目に私は本稿で「男性がしがちな話」で、ものすごく苦手なものが2つあり、その1つが、「俺も昔は悪かった」自慢だと書いた。その背景には男性同士のストレス構造――社会的地位の上下に敏感なあり方から派生――があり、主として社会の主流文化の領域で上位を占めるのが難しい層の男性が「逸脱による自己顕示欲」を満たそうとするとき、その種の話がなされるのではないか、と分析した。 実は、自分が「俺も昔は悪かった自慢」が苦手だなあ……としっかり自覚した事例のひとつが、このところ話題のミュージシャン・小山田圭吾の「過去のいじめ自慢」だったので、責任上（？）この件について書いておきたい

[masaniisan]

イジメを笑う感性はお笑いの影響もあるように思う。イジリとして正当化され、そのうち関係性が固定化してコイツには何やってもいいとエスカレートしていく。炎上した奴を叩くのも根底は同じで鬱憤の吐け口だよ。

[myogab]

この流れは、バブルまでの反権力に内在する「富者(の子)への逆差別」へのカウンターが、共産圏の破綻と共に、経済的な勝ち組こそ正義となり、逆恨みとしての反左、搾取強化の小泉改革→アベノミクスへと続いていった

[nanashino]

"この時期のサブカルチャーには、もはやかつての対抗文化のような反権力の側面は脱落し、ただ社会の主流文化からの逸脱とそれによる自己顕示志向だけが剥き出しになっていったのではないのか"

[JULY]

小山田氏の件に関して、自分が思うことが書かれた感じ。彼は贖罪の機会を与えられた、幸運な人間だと思う。未熟さ故の過ちを、歳を取って忘れる人の方が圧倒的に多い。水無田さんと同じく、今後の彼に期待したい。

[quick_past]

そういう異常性をクールジャパンとか言って無批判にもてはやしてきたんよ。そりゃ、日本のコンテンツが海外に売りにくく、一部の好事家の中でだけやべえやべえ言われてもてはやされるわけだよ

[sweeping_cat]

著者は#MeToo運動で社会的制裁を受けた人々をどう思ってるんだろうか？小山田氏が許されるべきならば、この人々も等しく許されるべきなのではないだろうか。

[houyhnhm]

うーん、別に命に別状ないんだから、更生の機会もたっぷりあるが、別にメディアで復活するのが目的ではないし、世の中に出てないミュージシャンなんて一杯いるんだから、これを機に引退してもらっていいと思うが。

[Louis]

この記事「程度」に悪態をつく人たちの「お気持ち」の方が怖い、純度の高い攻撃性

[straychef]

この騒ぎで用いられてるが「サブカル」では言葉の範囲が広すぎてまったくなじまない