野村氏の「暗黒」時代、９９年～０１年の“唯一の汚点”阪神３シーズン最下位 - スポーツ報知

野村氏にとって阪神監督としての３年間は、“唯一の汚点”ともいえる苦しい時期だった。１９９９年から２００１年までの３シーズン、すべてリーグ最下位と屈辱にまみれた。 ヤクルト監督を辞任したばかりの９８年オフ。「暗黒時代」と言われ低迷を続けていた阪神の救世主として電撃的に監督就任した。ヤクルトのような再生を期待した関西のファンは大フィーバー。ビール会社のＣＭにも抜てきされ、連日紙面に掲載される語録を社員教育に使う会社もあった。 就任早々の秋季キャンプで、新庄剛志の投手起用を打ち出し、投球練習を指令。「（当時巨人の）清原あたりに使うと効果的やろ」とぶち上げた。左腕・遠山―右腕・葛西を繰り返すワンポイント継投で巨人・松井を封じた。３年目の０１年は赤星憲広ら俊足７選手を「Ｆ１セブン」と称して売り出した。その一人だった藤本内野守備走塁コーチは「褒められたことはなかったけど、最終戦に『野球、うまくなったな