［９］藤屋市兵衛 ～『町人考見録』より～ - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

徳川時代商業叢書 苐一 - 国立国会図書館デジタルコレクション 【現代語訳】 二代目の市兵衛も、長崎に手代を派遣して商売をしました。 その他に、少しずつ堅実な町貸し［町人相手の金貸し］もしました。 商品は蔵に積んでおいて、利益が出ないときは、売らずにいつまでも貯えておいたので、遠くから入手した貴重な商品なども多く所持し、堅実な暮らし向きを保っていました。 しかし、三代目の市兵衛は、素行不良でぜいたく者だったので、次第に日々の出費が多くなりました。 二代目のように堅実に商品を蓄えておくのは、手っ取り早く金にならないのでやらず、その上、どんぶり勘定なので、収入と支出の計算がいつも合わないようになり、日々の出費も増える一方で、おさまりませんでした。 そして、ふと大名貸し［大名相手の金貸し］を始め、やめたくても引くに引けなくなってしまい、よそから借金までしましたが、それでも首が回らなくなり、十四、

[Kitajskaya]

時代劇でよくみるような現実はなく、実際は商人には厳しかったのですね。初代・二代目と受け継いだ看板を簡単に潰してしまった三代目は、そのずぼらな性格な故にまともな情報が手にできなかったかもしれませんね。

[urimasaru]

大名相手の金貸しは、確かにリスキーですね(*'ω'*)💦　それでもステイタスと感じる時代だったのですね(*'ω'*)✨✨

[bob0524]

三代目までなるとせっかく繁盛した家も傾いてしまうのですね。祖父も父も政治家という世襲議員には別の仕事をしてもらいたいです。

[sg8yktrt]

一代、二代目と堅実にやってきたのに三代目が…💦藤市さんが一生懸命ケチをやったのが水の泡になってしまったみたいで残念です。大名貸しってギャンブルなんですね。娘さんの真面目さは報われているといいです。

[toikimi]

ふーむ、やはり三代目は要注意なんですね。藤市の娘さんのその後、楽しみです！

[f_d_trashbox]

“大名貸し”ってそういう商売だったんだ

[santa-baking]

三代目は、俗にいうところの穀潰しだった訳ですね。立ち上げて発展させることは大変でも、潰してしまう時は脆いものです。(/ω＼)

[harienikki]

3代目で身上潰してしまったのですね。やはり倹約の気質がブレるとダメだったのですね。

[tukkoman]

まあ３つ目は3枚目ではないと思いますけどね。個人的にはそれを凌駕した見ているだけでも不快になるという顔面です(笑)

[kaedeya]

うわあ、三代目は身上を潰すというのは本当だったんですね。惜しい店をなくしました。