実録ひきこもり：ひきこもり13年、脱した今も「あの頃の延長線上」 それでも… | 毎日新聞

奥村義行さんは10年以上の引きこもり生活を経験した＝名古屋市中区の金山駅前で2022年5月17日午後6時26分、町田結子撮影 家族以外との交流がほとんどなく、自宅にひきこもり状態にある人は現在、100万人以上と推計される。中高年に多いとされ、その長期化が指摘されている。支える親の高齢化も進む中、ひきこもりを経験した当事者やその家族が、日々の苦しみや葛藤、心の内を記者に語った。 名古屋市の奥村義行さん（51）は、10年以上のひきこもり生活を抜け出し、今は民間企業の障害者枠で働く。自分が変わったという感覚はなく、今いるのは「あの頃の延長線上」。ただ、「普通」を諦めたら少し楽になれた、とも話す。【町田結子】 連載「実録ひきこもり」（全6回）は以下のラインアップです。 第1回 今も延長線上、それでも 番外 コロナ禍、深まる孤立感 第2回 家にいる意味はあるよ 第3回 親亡き後を考え始めた 第4回

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"「普通にはなれない」って諦めたから、少し楽になれているのかもしれません"