異次元の10年：「北極星」になった物価目標 日銀キャップ経験者が語る総裁交代／2 | 毎日新聞

政府は日銀の黒田東彦総裁の後任に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を充てる人事案を決めました。黒田総裁が主導した異次元緩和は日本経済に何をもたらしたのか。日銀の取材チームの「キャップ」を経験した記者が振り返ります。今回は2019～20年に日銀キャップを務めた大久保渉・ワシントン特派員です。 副作用の懸念で形骸化 「2％目標は、いわば『北極星』になったんです。はるか遠くで目標として存在し続けますが、日銀はそこに永遠にたどりつけないし、無理に到達しようともしない」。日銀キャップに就く直前の2019年春、日銀の実情に詳しい政権幹部から、そんな例え話を聞かされた。 黒田総裁が異次元緩和を始めて7年目。「量的緩和でもマイナス金利でも、もはや2％目標は無理」「副作用の弊害を考えると、金融政策はもう動かさない方が良い」。白けた空気が霞が関や永田町、金融市場に広がる中、ただ一人「2％目標に向け強力な金

[maturi]

7年目。「量的緩和でもマイナス金利でも、もはや2％目標は無理」「副作用の弊害を考えると、金融政策はもう動かさない方が良い」。白けた空気が霞が関や永田町、金融市場に広がる中、

[yoshihiroueda]

失敗は目標を日銀だけに頼り、政府は賃金上昇につながる政策をとらなかったことだろう。賃金が上がらない見通しであれば皆節約に努める。

[equilibrista]

見えるのか、あの星が！

[maninthemiddle]

ことしは物価2%上昇余裕で達成出来そう

[atashi9]

何でトリクルダウン失敗した連中の黒田に責任被せる方庇うの？格差ついてでもみたいなのってかなり低レベルの誰でもできることだし。

[tekitou-manga]

“当時、霞が関の官僚や首相官邸、自民党を取材していたが、2％目標の達成を本気で考えている人は、一部の熱烈なリフレ派以外、ほとんどいなかった” 安倍ちゃんすらバラマキ政策の言訳位にしか思ってなかったってよ

[kechack]

　黒田総裁が異次元緩和を始めて7年目。白けた空気が霞が関や永田町、金融市場に広がる中、ただ一人「2％目標に向け強力な金融緩和を続ける」と強弁せざるを得ない黒田総裁の悲しい実情を言い表していた

[vox_populi]

「2％目標は10年たっても達成できなかった」「達成できないまま日銀を去る黒田総裁。失敗の理由は何だったのか、説明してほしい」。説明責任を負うのは黒田だけでない。「経済学者」岩田規久男のほうが一層責任重大。