「生きる希望」は憎悪に変わった 彼があの事件を起こすまで | 毎日新聞

社会の「底辺」でもがき続けてきた彼には、一筋の希望があった。小説家になりたい――。でも、現実は甘くない。憧れた人たちは光に満ちた階段を上っていくように見えるのに、自分の人生はあまりにも暗い。「小説を盗まれ、裏切られた」。強い憎悪は4年前、彼を「最終手段」へと駆り立てた。 「こうするしかなかった」 2019年、京都アニメーション第1スタジオ（京都市伏見区）に放火し、36人もの命を奪ったとされる青葉真司被告（45）。京都地裁で審理が進む公判で語ったのは、アニメ界で存在感を増す京アニと対照的な自らの人生だった。彼はなぜ、憧れを抱いた京アニを恨むようになったのか。 顔や手にはやけどの痕が生々しい。一時は生死の境をさまよった青葉被告。9月5日の初公判で車椅子を押されて入廷し、事件の起訴内容を認めると、はっきりした口調で言った。「こうするしかなかった」

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作家ってたいてい若い時期には文芸サークルで才能の殴り合いをして研ぎ澄まされるのよね…まぁ今はウェブ連載でサンドバッグにされて鍛えられたりもするようだが。

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愛さえ知らずに育ったモンスター　叫びはお前の涙なのか