立憲、自民「王国」島根に照準 衆院3補選、野党連携の試金石 | 毎日新聞

立憲民主党は衆院3補欠選挙（16日告示、28日投開票）を巡り、与野党対決の島根1区に照準を合わせる。自民党「王国」で議席を奪おうと、島根1区は共産党と候補を一本化しており、次期衆院選での連携への試金石となる。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を追い風に「3勝も可能」との声も上がる。 「裏金問題に皆怒っている。島根1区の結果が日本中を動かす」。泉健太代表は6日、松江市での集会に出席し、同区で勝利する重要性を訴えた。自民の上川陽子外相も同市での党会合で、立候補する新人への支持を呼びかけた。 泉氏は7日にも、島根県出雲市で岸田文雄首相に対して「自分への処分がないことについて国会で説明してほしい」と要求。「自民には政権運営の資格も能力もない。衆院を解散して国民の信を問うのは当然だ」と指摘した。 竹下登元首相らを輩出した自民の牙城である島根県。立憲重鎮は「裏金事件で自民支持層の離反が進む」と手応え