24色のペン：制作陣の予想を超えた日韓歌手のハーモニー＝日下部元美（ソウル支局） | 毎日新聞

「こんな番組が放送される時代が来るなんて。自分は日本語は理解できないけれど、歌に乗せて何か伝わってくるものがあるんだ」。4月以降、韓国で人に会う度にあるテレビ番組が話題に上った。韓国のMBNテレビで放送された「韓日歌王戦」。その名の通り、日韓の歌手たちが歌い評価を競う番組だ。 日韓のオーディション番組で入選した女性歌手らが演歌や懐かしの歌謡曲を歌い、日本人審査員として松崎しげるさんなども出演した。歌手は自国の歌を披露するだけでなく、相手の国の歌も披露した。 韓国では日本の植民地支配に反発する国民感情や韓国の文化産業の保護などを考慮し、1990年代末まで日本の大衆文化の流入を法律で規制していた。こうした背景から今でも日本の歌がテレビで放送されることは多くはない。 「日韓戦」だけにネットで議論がヒートアップすると思いきや、ネット交流サービス（SNS）などのコメントは韓国だけでなく日本の歌手も絶

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日韓のオーディション番組で入選した女性歌手らが演歌や懐かしの歌謡曲を歌い、日本人審査員として松崎しげるさんなども出演した。歌手は自国の歌を披露するだけでなく、相手の国の歌も披露した