製缶メーカー、缶価格の値上げ交渉本格化。ブリキなどコスト上昇やまず（鉄鋼新聞） - Yahoo!ニュース

国内のブリキ市場で製缶メーカーによる缶価格の値上げに向けた需要家との交渉が本格化している。原料や資材、輸送など高位で推移する諸コストを背景にブリキメーカーが値上げを打ち出し、海外からの輸入材も価格上昇や数量減少が顕著になっている。タイトな鉄鋼需給が続く中、仕入れの負担を軽減できなければ収益は悪化の一途をたどるだけに、製缶各社は日を追うごとに危機感を強めている。 市場では、適用時期は異なるものの、今年度に入ってからブリキメーカーが従来比トン1万5千円の値上げを表明。さらにここに来て一部で追加の値上げを要請する動きが出現しているもようだ。これに加え、4月から4カ月連続でブリキの輸入量が前月の水準を下回るほか、ティンフリースチール（TFS）の入着価格も新型コロナ前の水準に到達。8月以降もブリキとともに一段高を見込む市場関係者が大勢を占めている。 缶の需要は回復基調で推移する。経済産業省や業界団体

[maturi]

がんばれアベノミクス

[hahnela03]

“ブリキ、TFSといった主原料に加え、金属印刷や副資材、物流費など諸コストも増加に歯止めがかからず、新たな缶価格の形成に向けた取り組みが急務になっている。”