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千年を超える歴史に幕を閉じた「蘇民祭」、かつては全裸、胸毛のポスターで物議 クライマックスの争奪戦は「圧死する」と思うほど危険だった | 47NEWS
殺到する下帯姿の男270人の汗が熱気で湯気となり、酒のにおいが立ちこめる。目指すは御利益がある「... 殺到する下帯姿の男270人の汗が熱気で湯気となり、酒のにおいが立ちこめる。目指すは御利益がある「蘇民袋」だ。2月17日、岩手県奥州市・黒石寺で開催された蘇民祭。かつては全裸で行われ、参加した暴力団員の暴行で警察沙汰に発展したり、胸毛の男性を扱ったポスターが不快感を与えるとして、JR東日本に掲示を拒否されたりしたこともあった。 度重なる存続の危機を乗り越えてきたが、ついに千年を超える歴史に幕を下ろした。最後の奇祭に記者が挑んだ。(共同通信=待山祥平) ▽しきたり 「ジャッソー」「ジョヤサ」。雄たけびに近いかけ声が寒空に響いた。午後6時過ぎ、邪気を正すという意味のかけ声とともに祭りが始まった。氷点下近くまで冷え込む中、境内を流れる川の水を3回全身に浴び身を清めた。水温は3度。本堂などの外周約600メートルを練り歩き、再び川で身を清める。これを計3巡した。足元の感覚は全くなくなり、震えが止まらな
2024/05/10 リンク