【6-6】逆襲のシャアラストシーン解説⑥ 最後の最後に示された「いままでのものはすべて許されない」という逆シャアの物言わぬ冷徹さ。｜天野拓美

【6-6】逆襲のシャアラストシーン解説⑥ 最後の最後に示された「いままでのものはすべて許されない」という逆シャアの物言わぬ冷徹さ。 愚民共「全て」に叡智を授けてみせろと言われたが、実際には数パーセントいればいいのだ、とアムロ アクシズが、地球を離れていく。 それをジェガン隊が見送る。 アムロに賛同して集まった、彼らモビルスーツ群は何を意味していたのだろうか。 アムロとシャアだけでは、アクシズは押し返せなかった。 アクシズを押し返そうとする、ほんの数本の、実にたよりない光条。 集まったジェガンのスラスター出力は、人類全体の総力に比べれば、ほんの数パーセントの力だ。 しかし、そのわずかな人々の可能性こそが、サイコフレームに束ねられ、オーバーロードを起こし、アクシズという理不尽を跳ね返したのだ。 シャアはかつて「愚民共『全て』に叡智を授けて見せろ」と言った。 しかし、アムロはシャアに見せた。 「

[centersky]

UCのおかげでアクシズが止まったことが奇跡みたいに語られがちだけど、この一連の記事でも言われてるように敵味方みんなでアクシズ止めに入ったことこそが奇跡だよな

[norinorisan42]

数％でよいのだ、はこの記事の著書の思いだな、と感じた/アムロも（ついでにTV版のカミーユも）地球の重力に魂を引かれた人間ではなく叡智を持った人間の時代を求めているが、一部の人間による過激な革命を否定してる

[tacticsogresuki]

アムロが自身は自己犠牲は出来ても他人の自己犠牲は容認出来ない人間というだけ。また、アクシズ受け止めに関しては地球に近づき過ぎて逸らす手段だと地球への落下は止められなかった故かと。

[mute0108]

解説６部作。あとで【6-1】からまとめて読みたい

[kenzy_n]

ガンダムによって人は新しい得度を得る。

[myogab]

戦後民主主義に恨みを抱き続けた財閥解体の被害者の子孫や帝国の失地回復を使命に託された面々の背負わされた理不尽も、あの時点で成仏できていれば、この四半世紀の衰退も無かったろうになあ…とか重ねて思う。

[dltlt]

ボロボロの百式で生き延びた後、シロッコもハマーンも退場し、「まだ終わらん」必要もなくなって、呑気に隠遁してたところをナナイ達に見つかってしまい、けっきょく「総帥」に仕立て上げられた……みたいじゃないか