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イタリアにコロナ爆発をもたらした中国の「静かなる侵略」 今の状況は20年前から始まっていた
「一帯一路」参加からちょうど1年 今からちょうど1年前の2019年3月、イタリアはG7の中で初めて中国との... 「一帯一路」参加からちょうど1年 今からちょうど1年前の2019年3月、イタリアはG7の中で初めて中国との「一帯一路」構想の覚書を締結した。「一帯一路」構想はまたの名を「(現代の)シルクロード経済圏」構想という。古代のシルクロードが、秦の都・長安からスタートしてローマに至る道であったことからすれば、中国にとってイタリアは、「一帯一路」の体裁を整えるためにも是が非でも欲しかったパートナーだった。 そして今、イタリアは新型コロナウイルス禍によるダメージがヨーロッパで最も突出した国となっている。3月28日現在で感者数9万2472人、死者1万23人を数え、しかも増加のペースが一向に衰えない。 上記の「一帯一路」への参加が、イタリアにおけるコロナ禍のきっかけとなったという分析も見かける。だが、ここ20年以上ミラノで暮らす筆者にとって現在の状況は、中国のイタリアに対する長年の「静的侵食(サイレント・イ
2020/05/16 リンク