『チェンソーマン』はなにが衝撃的だったのか？ ジャンプ大好き評論家3名が徹底考察

『鬼滅の刃』の歴史的ヒットでまたしても黄金期を迎えていると目される「週刊少年ジャンプ」の中でも、特に話題となっている芥見下々の『呪術廻戦』と藤本タツキの『チェンソーマン』。両作について、ドラマ評論家の成馬零一氏、書評家の倉本さおり氏、アイドル専門ライターの岡島紳士氏が語り合う「ジャンプ座談会」の後編では、12月14日発売の「週刊少年ジャンプ」にて、最終回を迎えることが明かされた『チェンソーマン』を徹底考察。 衝撃的な展開の連続で、漫画ファンたちの度肝を抜き続けた『チェンソーマン』はどんな作品だったのか。最終回を前に、その魅力を改めて振り返ってみたい。（編集部） ※本稿にはネタバレがあります。 ※本稿は11月半ばに収録されたもので、最終回についての言及はありません。 ※『呪術廻戦』について語った前篇はこちら 『チェンソーマン』は信頼できない漫画？ 『ファイアパンチ』 岡島：『鬼滅の刃』の吾峠

[yojik]

“「漫画表現においては冨樫先生の影響を感じない」”オレたちからアンタへの鎮魂歌（レクイエム）こと金玉蹴り大会があったじゃないすか

[pptppc2]

「チェンソーが出て殺す！」を少年漫画でやったことに意味があるよね。アフタヌーンっぽいとは言われてるけど、アフタヌーンだったらやっぱりチェンソーマンのノリは微妙に浮くと思うし、少年漫画の文法ではある。

[hdkINO33]

“昔の少年漫画みたいに、夢、希望、みたいなものじゃなくて、日常の些末な出来事や日々の生活の糧を得ることに、とにかく疲れて消耗しているという状態から始まるところが、すごい「今」なんだって思いました。”

[FutureIsWhatWeAre]

普通のヒーローは市民の声援を受けたら強くなるが悪魔は逆に弱くなるって良いアイデアだったよなあ

[durametto]

ふとした表情や抑えた演出で、回想やモノローグ多用せずに見せる手法は映画的だなあと思ってた。読者を信用した作りというよりかは、必要以上に説明したくないんだろうけど。

[Panthera_uncia]

アバラ時代の弐瓶勉はもういないんだよ(涙)

[massarassa]

“70年代生まれって「自意識」とか「自虐」といった要素に一番慣れ親しんでいた世代だと思う(中略)遠野遥さんがラジオで曲をリクエストするときにさらっと米津玄師の曲をあげていて、「そういうことか！」と”

[vialavida]

"「普通に生きて普通に死にたい」みたいな願いが最初にある" "『鬼滅』もそう" "今は「普通の生活こそが夢」みたいな状態なっている。デンジにとっては「平凡な暮らし」こそが夢"

[hachiking]

ファイアパンチのくだり、すごく同意。

[upran]

たまに何の伏線も説明も無く理不尽な言動を登場人物がするのは、読んでてインパクト強い。それを読者が不満に思わない作品にするのは、作者の力量なんだろうと思う。

[nicoyou]

““物語”には愛情があるけど、キャラそのものにはあまり愛情がないんだろうな、というのは思います”タツキにとってキャラは装置だよね。それはすごい感じる

[gimonfu_usr]

　　　 （　／漫画　　）

[nanamae]

週刊少年ジャンプでこれをやったのが大きい。フォロワー沢山出てくるだろうな。

[dada_love]

基本はキャラクターを少年漫画むけにしてストーリーをマイルドにしたファイアパンチだろ。ということでファイアパンチまだ読んでない奴は読め。

[uyT4vEne]

映画的という点では、画の作りが映画的というよりも映画の表現方法を漫画での表現に翻訳する能力に長けていたという印象。単に映画の絵を持ってきた場合は岸本斉史のマリオのような漫画になっていたのではなかろうか

[proverb]

タツキ先生の作品は、人が無意識に受け入れている「人生の礎」を面白半分にちゃぶ台返しし続ける感覚がある。悲劇的な描写が次のページでは喜劇になる。地面と天井が不条理ギャグみたいに簡単にひっくり返る。

[mugicha1000]

心のファイアパンチが抑えきれなくなってる瞬間にハラハラしてた

[yarumato]

“『鬼滅』含む今の少年漫画は平凡な暮らしこそが夢で、死を最初から意識。貧困が主人公の生命線を脅かす話が普通。日々の生活の糧を得ることに消耗した状態から始まる。夢・希望・自意識とか、もはやどうでもいい”

[cinefuk]

"「雪合戦」の場面、パワーと交わす「契約」。ああいう「失われたもの」「失われゆくもの」が輝く瞬間の見せ方が本当に上手。誰かが生きていた痕跡みたいなものを描いたシーンを見るにつけ、感情に体温がある人だと"

[qyosshy]

ちゃんとエンターテインメントになっている（肉野菜炒め）

[Ukey]

荒木飛呂彦は引用に罪の意識なさそう。