『地震のあとで』かえるくん役はのんだから成立？ 井上剛監督が“天災”を描き続ける理由

第4話『続・かえるくん、東京を救う』 ――かえるくんの声はのんさんが担当しています。「この手があったか！」と驚いたのですが、のんさんの起用はすぐに思いついたのですか？ 井上：意外とすぐでした。もちろん悩みましたが、「もういい、のんでいい！」みたいな感じで決まりました（笑）。「のんでいい」ってのは「のんがゼッタイ！ 面白い」ってことなんですけれど、ここでのんさんが出てきた方が観ている人たちもきっと納得してくれると思ったんです。かえるくんって一つの希望で我々の化身みたいなところがあって、東京を救うという使命感に燃えているじゃないですか。それを、のんさんに託したんですよね。「彼女ならできる」って自分にも言い聞かせながら。 ――のんさん、素晴らしかったです。小説を読んでる時は、かえるくんってもっとおじさんみたいな声を想像していたのですが、ドラマを観た後だと、かえるくんの声はのんさんの声でしか再生で

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“かえるくんって一つの希望で我々の化身みたいなところがあって、東京を救うという使命感に燃えているじゃないですか。それを、のんさんに託したんですよね。「彼女ならできる」って自分にも言い聞かせながら”