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就活、なぜ〝コミュ力〟を重視?本田由紀さん「担当者の好みと同義」
「理想の人材像」絶対化する言葉 複雑な採用選考に役立つ指標 人間性の〝考査〟に利用される 就職活動に... 「理想の人材像」絶対化する言葉 複雑な採用選考に役立つ指標 人間性の〝考査〟に利用される 就職活動において、「コミュニケーション能力(コミュ力)」などの言葉が使われています。〝人間性〟を評価する概念として、とりわけ学生の採用選考で、重要な選抜基準とみなされてきました。「一連の語句は、面接を通じて、担当者の好みにより応募者を選別するための道具になっている」。教育社会学者の本田由紀さんは、そう指摘します。「意識高め」な語彙(ごい)が力を保ってきた理由について聞きました。(ライター・神戸郁人) 「理想の人材像」絶対化する言葉 筆者は、経営者が働く人々を盛り立てようと用いる俗語を「啓発ことば」と名付け、起源を調べてきました。 「人材」を書き換えた「人財(企業の役に立つ人)」、「仕事」由来の造語「志事(志が高い仕事)」など、その種類は枚挙にいとまがありません。 一つひとつの語句を眺めてみると、字面の
2023/08/05 リンク