「命のビザ」千畝へバトン オランダの外交官 ツバルテンダイク領事代理 敦賀「人道の港」に紹介パネル：日刊県民福井Web

ツバルテンダイクの展示の前で「杉原以外の人物の役割も知ってほしい」と話すペータス全権公使＝敦賀市の「人道の港 敦賀ムゼウム」で 第二次世界大戦中、ユダヤ人難民を救った外交官杉原千畝が「命のビザ」を発給するために欠かせなかった人物がいる。オランダの外交官ヤン・ツバルテンダイク領事代理（一八九六〜一九七六年）。彼が難民に便宜を図り、仮の目的地を示した証明書を発給したことが、二千件以上ものビザ発給につながった。在日オランダ大使館のテオ・ペータス全権公使（５９）は「杉原以外にも難民を救う役割を担った人物がいたことを知ってほしい」と力を込める。 （高野正憲） 全権公使や現存する資料によると、ツバルテンダイクは一九四〇年にリトアニアのオランダ領事代理に就任した。当時、ナチスからリトアニアに逃げ込んだ隣国ポーランドのユダヤ人難民は、さらに東へ避難しようとしていた。 日本通過ビザの発給には、日本より遠い受

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"オランダ外務省は戦後、ツバルテンダイクを批判"