古里に吉報 新十両昇進の熱海富士がオンラインで会見：中日新聞しずおかWeb

十九歳の初々しい緊張感がにじみ出ていた。二〇二〇年十一月場所の初土俵から八場所で十両昇進を果たした熱海富士。オンライン会見では「不安だった。ようやく実感が出てきた。ほっとして、うれしかった」と率直な心境を打ち明けた。 西幕下筆頭で迎えた初場所は二連勝の後に三連敗を喫し、入門後初めてと言える挫折を味わった。「精神面。力士として足りないものが見えた」。部屋付きの安治川親方（元関脇安美錦）や兄弟子の横綱照ノ富士の助言を参考に集中力を高め、気持ちを切り替えて勝ち越しにつなげた。出身地の熱海市では昨年七月、土石流災害があった。「だんだんと復興している。自分が頑張っていいニュースを届けたい」と意気込む。

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いい笑顔ですね。「（出身地の熱海市は土石流災害から）だんだんと復興している。自分が頑張っていいニュースを届けたい」