＜南西沖地震３０年 いま奥尻は＞（１）夜の海 迫る黒い壁：北海道新聞デジタル

１９９３年７月１２日、檜山管内奥尻町初松前（はまつまえ）地区の会社員小寺徹さん（５３）＝当時（２３）＝は朝から、町中心部で道路の舗装工事をしていた。夕方、両親らと暮らす自宅に帰り、食事を済ませて眠りに就いた。いつものように、平屋の自宅寝室で、２人の弟と寝ていた。その時だった。...◇ 北海道南西沖地震の発生から間もなく３０年を迎える。奥尻町を中心に死者・行方不明者計２３０人を出した震災を振り返りながら、防災や教訓を考え、島の今を伝える。（５回連載します）

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